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レドリルAdventure
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■第02話 旅立ちという名のレクイエム2
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GREAT PEOPLE 4
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■第 9回 1999/01/30
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■第 6回 1999/01/21
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■第 5回 1999/01/21
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銀河てちゅどう999 3
■第 2回 ????/??/??
銀河てちゅどう999 2
■第 1回 ????/??/??
銀河てちゅどう999 1

「目から鱗がとれちゃった話」


今回は小説の続きを急遽延期しました。というか,時間がありませんでした。
そこで,そういう時のために作っておいた文章を載せます。
なんか,まじめに考えとる(笑)
きっといやなことでもあったんだろう(他人事のように,よく言うよ…)。

ま,そんなわけで,いままでいろいろ思ってきたことを整理(しきれてないけど)
し,まとめて書いてみました。
しかしながらいろんな考え方がありますから,私の考え方に賛同できない人も
いるでしょう。でも別にいいんです。
ただ,何もしなければ何も起こりません。宝くじを買わなきゃ当たらないのと一緒。
だから,何かをやってみたつもりです。それでは,本編のはじまりです。


数年前,私はあるアニメに出会い,それまで自分が持っていたアニメに対する
考え方をぶち壊された。悪い意味ではない。いい意味で,だ。
その時は,なんて自分は愚かだったのだろうと,まさに目から鱗が落ちる思い
をしたものだ。

私はアニメが大好きだ。小さなころから,アニメが大好きだ。
だが,その大好きなアニメが,面白いと思わない時期があった。
今から10年くらい前だろうか。
ただ,惰性でアニメを見ていた,そんな時期だった。
成長にともなうもの,ということもあるかもしれないが,そんなのは多少の影響
でしかない。なぜなら,アニメ同様に大好きなお笑い番組は,毎回面白おかしく
見ていたからだ。自分の精神上の変化が,アニメだけに影響するとは思えない。
だから,アニメ自体が面白くなくなっていたのだと思う。
まるで,バブル崩壊後の日本経済のように低迷していたのだろうか。
そんな時期をすごしていくうちに,自然と見るアニメの数が減っていった。

最終的には原作付き,それも自分の好きな,もしくは面白いということが
わかっている原作,のアニメしか見なくなった。
他に見るといえば,再放送くらいだろうか。
オリジナルなアニメは,それこそほとんど見なくなっていったのである。

これは,当時の私に,ビデオデッキがなかったのも影響している。
当然,リアルタイムでしか見ることができないわけだから,時間帯に不都合が
あれば見れないし,競合していれば,面白い方を見る,そんな感じだ。
デッキを入手してからも,自分の見たい番組を優先して録画するため,
どうでもいいアニメはほぼ無視していたのだ。

TV東京が,夕方枠を再放送から新番組へ移行していったあとも,最初は見ていた
が,だんだん見なくなった。結局,

「この時間帯は,おこちゃまの時間帯なんだよね…」

が結論だったのだ。

やはり,成長にともなって「おこちゃまアニメ」は,あまり受け入れられなく
なっていた。そんな時間を過ごして,いつのまにか大学に通うようになっていた。

ある日,友人から,某社が○○というアニメをやる,と話を聞いた。
その会社は,当時の私にとっては,パソコンソフト作ってる会社,という認識
しかなく,別にどうでもいいことだった。そして,そのアニメ放映が開始された。
友人は,その面白さを私に教えてくれた。
メーリングリストも,一日100件くらいメールがあるそうで,全部見切れなかった
という。だが,TV東京,夕方6時半という枠は,すでに興味の範囲外であるうえ,
ロボットアニメというのが,さらに私の興味をなくしていた。

ロボットアニメは,いろいろ見たが,自分の中では結局,ガンダムで終わっている。
ガンダム以降で見たロボットアニメは,面白くなかったのだ(見た当時)。
全部見たわけじゃ,ないけどね。

そのアニメの放映も終わりに近づいたとき,平日のその時間に家にいた私は,
そんなに面白いんだったら,見てやろうじゃねえか!
と思い,チャンネルを合わせた。
そして,第弐拾伍話を見た。
5分でチャンネルを変えた。
わけわからん,面白くない,というのが感想だった。

翌日,そのことを友人に話すと,友人は,たしかにそれ見たら面白くないね,
と言った。私にとって,そのアニメはつまらないものとなってしまった。
本放送が終わり,しばらくしてから,私の先輩が,そのアニメを見せてもらった
という。感想は,面白いの一言。その先輩はアニメを率先して見る人ではない。
そんな人に,面白いといわせるなんて,本当は面白いのか?
気になった私は,見せてもらうことにした。
本当に面白いのかどうかを確認するために。
もちろん,第壱話から最終話まで,だ。

私はそれを見て,愕然とした。
私がテレビで見た,あの話とは全然違う。
こんなに面白いアニメがあったなんて…
なんで今まで見なかったのか,先入観だけで,なぜ見ようとしなかったのか!
宝くじは買わなきゃ当たらない。そんなことは,百も承知だったはずなのに,
なぜアニメにも同じことを考えなかったのか。私は自分が情けなかった。
そして,そんな面白いアニメをリアルタイムに見ることができなかったことが,
悔しかった。

今までの自分のアニメに対する考え方をすべて壊されたとき,やっと気が付いた
のである。「まずは見る。面白いかの判断はそれからで十分である」と。
長い時間を要したが,それに気が付いてよかった。
そんな私の考え方を変えてくれたこのアニメは,かの有名な
新世紀エヴァンゲリオンである。

補足すると,私はこの作品は面白いと思う。単純に。
あれこれ喧喧諤諤言われるが,面白いか面白くないかの2択なら,
私は迷わず面白いと答えます。

それから,私は,できるだけ可能な限りアニメをチェックしている。
BSのように,今の私に利用できないサービスを除き,第1話はかならず
見ることを心がけている。
見ていくにつれて,このアニメは,もう見なくていいや,とか,
このアニメはもうちょっと見てみようか,とか,このアニメは録画を保存♪
とか,そういう評価のしかたをしている。

おかげで,私は機動戦艦ナデシコに出会い,今は彼氏彼女の事情に出会った。
従来の考え方のままだったら,これらのアニメの面白さに気が付かなかった
だろうと思う。

だが,世の中はそうではない人もいるのも事実だ。
先日,私の所属する会社の電子掲示板にPS版のヤマトのことを書いた。
それに対する返事は,簡単に言うとこうだ。
「古代進の声がかわってしまったので,やらない」
その人が言うには,声優が変わったことによってイメージが壊れるのがイヤだという。
同じ理由からルパン三世も見ていないという。

でもよく考えて欲しい。
声は,そんなに大事だろうか?
大事ではない,とは言っていない。大事だと思う人もいておかしくはない。
ただ,作品を見ないという理由にしては,あまりにもお粗末すぎるのではないだろうか。
まるで,絵画を評価するのに,絵を見ないで額縁を見てダメだと言っているのと
かわらないような気がする。
なんで,そんなことを言うかというと,上で書いたように,結局は自分も
そういう考え方を持っていて(多少違うけどね),それが間違いであるということ
に気が付いたからだ。

私は映画版の銀河鉄道999を見ていなかった。
正確には,999はおぼろながら見たが,いいかげんに見ていたのでストーリーは
記憶にほとんど残っていない。さよならは見たことがなかった。
理由は簡単だ。
鉄郎の顔が違う。
ただ,それだけの理由だ。それ以外,何も無い。
私は原作から999の世界に入ったため,あの原作の顔が鉄郎だった。
だから,映画のかっこいい鉄郎は,私にとって鉄郎じゃなかったのだ。
それだけの理由のために,10数年間,映画の999はちゃんと見ていなかったのである。

だが,エヴァとの出会いで,自分の考え方を改めさせられ,999をきちんと見たい
と思った。そして,昨年(1998年),映画「銀河鉄道999」「さよなら銀河鉄道999」
をきちんと見る機会を得た。

「顔が違うという理由から,今まで見ていなかったなんて,なんて愚かなんだ…」

やはり結果は同じだ。いいものはいい。
面白かった。これが,いまから十数年前の作品なのか,と思った。
そんなちょっとのこと,気にすんなって感じに,私の目から再び鱗が落ちたのであった。

やはり一番大事なのは,声や顔じゃない。
一番大事なのは,ストーリーであり,そのストーリーの見せ方なのだ,と私は言いたい。
富山敬氏の死により,それまで担当していた古代進や大山トチローの声が変わった。
諸般の事情によりハーロックの声が変わった。
確かに違和感あるよね。でもね,いいじゃない。
そんなことより,作品そのものを評価しよう。
ストーリーはどうだった?面白かった?つまらなかった?
そういうのを評価した上で,声優がどうだの,絵がどうだの,言うべきじゃないかな。

最近のOVAなどの感想や意見をみると,まず声が違うだの,絵が違うだの,
アニメを見る前からそんなこと言ってるし,
肝心要のストーリーがどうだの,動きはどうだの,というのがない。
いままで,○○○だから見ない,と思ってた方も,ぜひ一度その作品を見て欲しい。
見てから,評価して欲しい。ダメだったら,記憶から捨て去る,と(笑)
ま,絵に関しては,私も結構文句言うけどね。
最近は,あまり言わなくなりました。結局,動いてなんぼですからね。
動きとあわせて評価したいってのがあります。ハイ。

そんな私は音楽に関してもアーティストで選んでません。
曲そのものがよければCDを買ってます(松本零士関連除く)。
おかげで,好きな曲が誰が歌っているとか,あまり知らなかったりします。
ちなみに最近は声優も誰がやってるとか,よくわからなかったりして…f(^^;)

最後に,最近,WEBの掲示板などでいろんな意見を見ますが,あれがダメだ,
という意見はあるものの,じゃあどうすればいいのか,という部分がない
ことがあります。ダメだという意見は大事です。次へ生かす材料になりますから。
でも,ダメばかりで,どうすればいい,というのがなければ直しようがない
のも事実。私は昨今のCGに関しては,もうすこし色を暗くしてみてはどうか,
という意見をつねに出しています。
OVAエメラルダスのエメラルダス号しかり,ハーロックサーガのアルカディア号しかり。
妙に明るすぎるのです。でも,CGがダメだ,というところで意見が終わってしまっては
せっかくの技術がもったいない…。CGは生かせば,予想以上の効果をもたらします。
もっと建設的な意見が欲しいところ。

などと書いていたのは,実は2月末。
その後,3月に放映された特命リサーチ200Xを見て,驚いたのであった。
世の中にそんなカラクリが存在したとは……。人間の心理ってコワイ。
ってな感じに次回へつづく。
(といいつつ,この文章の続きはいつになるのやら…)

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