■ [アニメ][マンガ] 映画鋼の錬金術師と武装錬金
鋼の錬金術師 シャンバラを征く者
最終舞台挨拶の回を見てきました。
見てきたんですが、なんていうか自分がものすごく場違いというか、いやもうね、「これなんの集まりですか?」みたいな感じですよ。少なくとも「『少年誌』で連載している作品」の劇場アニメを見に行ったとは思えない光景でした。ちょっと怖かった。
なにしろ……
劇場にいたお客さんはほとんどが女性 (9割?) で、男はどこにいますか…な状態。
劇場にいたお客さんはほとんどがリピーター (9割?) で、17回目という人もいた。
舞台挨拶が終わったら席を立ってどこかへ消えていった (追っかけ?) のが1/4〜1/3ほど。
なんか数学の集合の問題みたいだ。
舞台挨拶がなかったら、ガラガラなんだろうか……。
舞台挨拶に来たのは、エドの中の人と、大佐の中の人と、中尉の中の人と、監督と、佐藤藍子(?)の人。意外だったのは、エドの中の人 (女性) が、来場してた女性に人気が高かったこと。女性の声優は男が萌えてるもんだと思ってたので、なにか不思議な感覚だった。あ、でも、宝塚と似たようなものなのかな。そう考えるとそれほど不思議でもないのか…。
最初、オープニングに流れてたやりとりは鋼の錬金術師をきちんと見てない人のためのものだと思ってたら、ちゃんとストーリーの根幹に繋がってたのがよかったかな。それと、現実世界のほうは史実をベースにしてたのが興味深い。後で調べたら、最初にマブゼと名乗った映画監督 (フリッツ・ラング) も実在する人物だった。
ただ、現実世界での科学分野の考証はあくまで娯楽にとどまるレベルに押さえ込んだって感じなのかな。錬金世界との対比には遠い感じがした。
舞台挨拶の時に、1回見ただけでは云々……と言ってたので、ストーリーが入り組んでいるのかと思ったら、どうも現実世界に錬金世界のキャラが散りばめられてるというだけっぽい。好きな人が何度も見て確認したいと思うのは、錬金世界の主要キャラが現実世界のどこのどのシーンに配置されているか、とか現実世界に登場する人物・出来事がどの程度史実とあっているかを確かめるとか、ようはそういう本筋と関係ない部分くらいじゃないかと思われ。
場面や演出的な部分での移り変わりがややはやいかもしれないので、たとえばジブリ作品のような前半ゆっくりと作品が流れて最後に一瞬急展開するようなもののつもりで見てると、いろいろと見逃すところもあるかもしれないけど、普通に映画を見るつもりで見てればちゃんと話もキャラも追えるものになってる。
ただ、もったいないなぁと思ったのは、ラースにまつわるエピソードがきちんと描かれていなかったことか。テレビアニメでお腹いっぱいになるほど散々描かれたのでいらないと言ってしまえばそれまでだけど、ラースにまつわる一切の部分がラースの最期を見ないとかなりわかりづらい。最後まで見て「なるほど」と思わせるようなものとは違うだけに、見ていてもったいないと感じた。
まぁ、そもそもこの映画においてはホムンクルスの扱いがそっけないというか、物語を進めるための道具としてしか扱われていない印象を受けるので、仕方のないことかもしれない。
■ [マンガ] 週刊少年チャンピオン 38号 (8/17発売)
週刊少年チャンピオン 38号
「聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話」第2話掲載。ついでに、セブンイレブン限定でプロローグと第1話とプラスαが収録された小冊子がついてきた。ちょっとお得でした。
なお、「聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話」は今後不定期連載となり、次回は9月21日発売号に掲載。そのかわり、次号から少女漫画家・手代木史織による「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」が連載開始。掲載されたイラストを見る限りペガサスの聖衣がアニメ版臭いのが気になる。原作とアニメは別にして欲しいなぁと思う今日この頃であります。
■ [ゲーム] 新型PSP予約完了
新型PSP予約完了
手持ちPSPをダウングレードした件もあり、何もせずとも普通の状態で動くPSPを確保しておきたい気持ちに負けて、勢いにまかせて新型PSP (PSP-2000) を予約してしまいました。ちなみに黒がなかったのでピンク。ピンクって人気ないんですかねぇ。アマゾンでもまだ予約できるみたいだし。
ワンセグチューナーは検討中。
■ [日記] 2008/08/17 2008年 夏休み。
2008年 夏休み。
8/9〜8/17まで夏休み。でも、ドラクエVのデータ収集とDQサイト更新で気付けば全期間終了。
なんてこったい。
そんなわけで、ドラクエサイトのきっかけもDQ5だったという話。
個人的に攻略本に頼ることがほとんどなく、何か頼るとしても、まれに詰まった際にヒントを頼りにする程度で攻略本そのものは世の中にあっても無くてもどうでもいいと考えていました。まぁ、「All About NAMCO」とか買ってますが、攻略本というより資料本として購入しているので……。
そのへんの考え方に変化が発生したのは、FF4の時でした。
敵1つとっても情報量が多く(たとえば盗むアイテム、ドロップアイテムなど)、それを管理する上である程度フォーマットと下地の情報があったほうがよいと考えて、NTT出版から発売されていたFF4の攻略本「戦闘解析編」を購入しました。攻略的な情報を目的に購入した攻略本はこれが初めてです。別に謎解きに関する情報が欲しかったわけではなく、敵に関する情報が欲しかっただけなのでこれで十分でした。ただ、この本、間違いだらけで情報そのものはたいして参考にならないんですよね。結局自分で調べて書き込んで使ってました。
DQ5に関しては、仲間の量が半端ありません。従来のRPGはほぼキャラクターが固定化されていて、たとえば装備品にしても情報管理をせずともだいたい強いものを装備していればよく、誰がどれを装備できる……というのもたいして気になることはありませんでした。ただDQ5はすでにその程度でカバーできる状況ではないと判断した私は、パっと見て装備可能状況を判断できる資料、装備品と仲間の2次元軸で一覧化した2次元マトリクス形式の表が欲しかったわけです。これがあれば、どのキャラがどの装備が可能か、最強装備、数が限定される装備を誰につけるのが効果的かなどを判断しやすくなるわけですが、困ったことにそういうものが無かった。エニックスから出ていた公式ガイドにしても、従来のシリーズでは武器ごとに装備できるキャラが書いてあっても、一覧化した資料は全然なかった。正直、装備品ごとの情報だけなら要らない。DQ5で公式ガイドが出ても同様だろうと思い、結局、欲しい資料は自分で作る、という結論に至ったのでした。
DQ5を進めながら装備表作りやメダル一覧など、自分にとって必要と思われる資料を作ってしました。それが1992年の秋のこと。正直なところ、FF4の件、DQの公式ガイドブックの件もあり、「攻略本=自分の欲しいものは無い」というかなり偏ったイメージが強くなっていました。元ネタ的には使えても、そもそもその元ネタ自体の信ぴょう性もあやしいし、結局は自分でなんとかせにゃならん、という感じです。
これが当時のメモ。MSX・FANのメモを使って書いてある。小さい紙に小さい文字でびっしりです。
同じ年の冬、FF5が発売されましたが、FF4同様に「戦闘解析編」を購入し、書いてあるデータを信用せずに調査しつつ書き込むということを行ってました。間違い以外にも、あやつる、はなつなどの情報が一切なく、なんだこのクソな攻略本は!と思いながら、シコシコと情報を書き込んでました。ティンカーベルも情報が全くないし。たぶんこの頃が、攻略本に対する不信感が最高だったのではないかと思われます。
その後、DQ6が1995年に発売され、翌1996年?くらいからNetNewsで自作のDQ6データリストをポストするようになりました。
これが当時のメモ。B&くらいのノートを使ってシコシコと書き留めていたもので、上が敵のお宝調査、下が街のデータでホルストック城近辺の情報。
当時のインターネットは、Webサイトはさほど多くなく、どちらかというとNetNewsが盛り上がってました。家庭でネットというと、まだまだパソコン通信が盛んで、インターネットの利用に関しては会社や学校から利用する人が多かったです。私もその1人でした。そんな中で、リストをポストする。自分の作ったものが役に立つならどうぞ、という感覚。追加情報や修正点などの反応があり個人的にうれしかったです(作ってる本人は意外とミスに気付かないものなのです)。実際、あれらのリストがどの程度役に立ったのかはわかりません。でも自分が欲しくて作ったリストだから、無駄では無かったと思ってます。
この年の夏、大学の研究室でサーバが立てられたため、自分のサイトを作ってNetNewsにポストしていたDQ6のデータや、過去に調査していたDQ5のデータなどを公開。
よく考えたらその頃からもう12年経ってるんですね。早いものです。
その後、続いてDQ3がリメイクされ、同じように作ったリストをポストし……
上がメルキドやゾーマ城のデータ、下がすごろく。
DQ6もDQ3もB6ノート1冊で済んだんですけど、DQ7はB5ノート2冊使ってました。
なんだかんだ紆余曲折を経て現在に至ります。
もともとが自分が欲しくて作って、それが役に立つならどうぞという、ドラクエだけでなく、松本零士のサイトなどもこういったことがきっかけだったりします。松本零士関連の情報を集めていて、自分の集めた情報が役立つならみたいな感じでニュースとして情報出したり、発売情報などでまとめたりしています。ただ松本零士サイトの場合はさらにもう1つ根底にあるものがありまして、“知らないということを防ぎたい”というのがあります。これはそもそも自分にも言えることなのですが、知らないと動きようが無い。でも知っていれば何かの行動ができる。行く、買う、見る、聞く、いろいろと。まず知ってもらって、それからどうするかは各個人で決めればいいわけで、でも、知らないと何もできない。それはファンにとって不幸なことの1つだと思うんですね。
それでなくとも、買おうと思ってもどこでも買えるというわけでもないですから。たとえば本。本を本屋が入荷するかは本屋次第ですけど、売れ筋じゃない巨匠系の作品はなかなか入荷してくれません。困ったものですね。地理的な問題もありますね。本屋まで車で30分とかかかった日には、気軽に本屋を巡るとかとんでもない話ですな。たとえば私の祖父母の家なんて、一番近い小さな本屋まで車で20分、ゲームを購入するなら……、とてもじゃないけど私の趣味を満たすためには住めた場所じゃないと今でも思ってる。東京のありがたさが身にしみます。Amazonやら楽天やらのリンクを置いてあるのはそういったことに少しでも解決できればいいかなというのもあるから。最近は、東京に住んでても便利すぎてガンガン使ってますけども。あちらこちらの店に行かなくて済んで楽すぎて。
さて話が大幅に横に逸れました。
いいかげん閑話休題。
最初に「ドラクエサイトのきっかけもDQ5だった」なんてこと書いてますけど、ここまで書いて自分で違うと気づいた。ここに出てきたゲームタイトルだけで限定してもDQ5の前にFF4がある(笑) もっと遡ればDQ1にたどり着く。それより以前に何かのゲームでデータをまとめたという記憶も事実もない。DQ1で何をまとめていたかというと、“ダンジョンマップを書く”のと、“すべてのセリフを書きとめる”。以降、RPGをプレイするにマップを書くことが一番多かったように思う。今でこそ、マップが無いとやってられないとか、オートマッピングだなんだと言われることもあるが、昔は自分で書くのが普通で、その頃の癖が抜けずに今でも必要ならシコシコと書いています(ドラクエあたりでは、よほど複雑に絡んだマップでないと書かないですが)。
過去自分が作った中でも一番手間暇かけたと思うのが、「魔城伝説II ガリウスの迷宮」のマップ。
せっかくだから大きい画像でアップしてみました。いまさらこんなの誰が使うんだって話ですな。ちなみに自作で現存する攻略系の手書きの何かの中で、これが一番古いもの。このマップ作ってから、もう21年経つわけで。