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コスモウォーリアー零 第12話「終わりなき闘い」本編 (999MLバージョン)
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■ゼス,コンバインOK
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先週の続きです。
ゼスはコアに近づいていく。するとコアから触手のようなものが伸びてきて,
ゼスを取りこんでしまった。ゼスはコアと一体化していく。
ゼス 「力だ! 力がみなぎってくる!! ついに私は神と同化したぁぁ!!
私は神になったのだぁぁぁ!!!」
ヘルマティア「ふん,銀河総督……所詮は欲望に振り回される不完全な体よ。
しかし,これでゼロに勝てる。ゼロに憎しみがある限り,
憎しみを力として」
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ヘルキャッスルのコアって,なんか生っぽい。機械……なのかなぁ。
ゼスさんが合体した後は,なんか炎みたいというか,さよならで言うところ
のプロメシュームみたいだった。
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■最後の盾
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テクノロジアを背に受け,待ち構える火龍,そしてデスシャドウ以下艦隊。
ヘルキャッスルはさらに加速し,テクノロジアに近づいていた。
そのヘルキャッスルから発砲。すべて火龍に向かっていた。
火龍は直撃は免れるものの,シールドの弱い部分がダメージを受けてしまう。
さらに,火龍に当たらなかったビーム砲はそのままテクノロジアへ到達,
街を破壊していく。
石倉 「艦長,いったん退避を」
ゼロ 「だめだ!! ここを離れるわけにはいかない!! 雷,主砲発射!!」
火龍の放った主砲は,ヘルキャッスル直前で曲げられてしまい当たらない。
デスシャドウ号他艦隊がヘルキャッスルへ一斉射撃するも,火龍同様に
ビーム砲が曲げられてしまい,ヘルキャッスルには当たらない。
フェイズ「敵弾,再び本艦に向かってきます」
アクセルーダー
「艦長,針路変更を具申いたします」
ゼロ 「いかん!! 進路そのまま!!」
石倉 「しかし,艦長!!」
ゼロ 「この火龍が,テクノロジアを守る最後の盾だということを忘れるな!!」
石倉 「最後の盾…」
火龍に当たらずテクノロジア地表に到達したビームは次々に街を破壊していく。
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前回も同じことを思ったんだけど,なんで重力圏でビーム砲が“外側”へ
曲げられるんだろう。
しかし,なんというか,このシーンのゼロって痛いね。石倉くんでさえ,
火龍ばかり狙っていることに気がついたのに。アニメであるということを
念頭に入れてもちょっと……。
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■狙われた火龍
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敵は火龍だけを狙っているのではないか……そのことに気がついたゼロは
針路変更を指示。
ゼロ 「もし敵が火龍のみを狙っているのなら,敵の矛先を変えることが
できる。フェイズ,敵の重力圏測定」
その間もヘルキャッスルはどんどん近づいてくる。
前衛にいた戦艦が,敵の重力で次々につぶされていく。
その影響は,テクノロジアの大地にも及んでいた。
フェイズ「バトライザー,重力圏のデータを転送したぞ」
バトライザー
「重力圏は物体表面より全周囲60宇宙キロに影響を与えています」
ゼロ 「よし,61宇宙キロまで全速で接近。
近接射撃を加え,シングバイで敵の背後に回るぞ」
火龍,ヘルキャッスルへ全速前進。
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石倉の一言がなければ,進路そのまま盾となってお星様になっていたかも
しれない火龍ですが,ふと思うんだけど“そもそも盾として機能して
いなかった”のではないだろうか。
だってテクノロジアに対して,火龍が小さすぎるし。
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■火災発生!
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ヘルキャッスルへと近づく火龍。だが,敵の集中砲火により火龍艦体にも
多数被害が出ていた。そんな中,整備場で火災が発生。燃え広がらないよう
整備場の入り口を閉ざし,整備兵が消火にあたっていた。
だが,炎は一向におさまらない。
整備兵「火を消すには,外部ゲートを開けて空気を出す必要があります。
早く,早くエアロックを取ってください」
沈黙……ゼロは悩んでいた。クルーを救う事,火龍を救う事,どちらかしか
選ぶ事ができない。だがゼロは艦長として,いずれかを選ばなければならない
のだった。いや,すでに選択は1つしかない……決断をためらっていた。
その決断は,いま消火しているクルーに死という現実を突きつけるものだから。
それをクルー達も理解していた。だから誰も何も言わない,言えなかった。
すべては艦長であるゼロに委ねられていた。そして,ゼロは
ゼロ「石倉……エアロックを……」
だがその時,グレネーダーの声が入ってきた。
グレネーダー「待った!! 今行く!! 救助が先だ!!」
どこかでその可能性を信じていたのだろうか,悩み苦しんでいたゼロに,
安堵の笑みが戻った。グレネーダーと機械化人たちが現場に到着し,救助が
開始される。しかし安心してはいられない。まだ火災がおさまっていないのだ。
このまま火災が進行し,弾薬や燃料に引火すれば大爆発を起こしてしまう。
機械兵「我々全員が撤兵する時間はありません。エアロックを閉鎖してくだ
さい。大丈夫,我々に空気は必要ありません」
そして,そのまま機械化人により鎮火したのだった。
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空気のいらない機械化人……そういう機械化人もいるということなのかな。
そのへんがちょっと気になった。
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■0.13秒の悪魔
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さらに近づく火龍。敵の砲撃による被弾で,艦体の損害もだんだんと酷く
なっていく。さらにサブエンジンが破損。推力が低下していく。
きしむ火龍艦体。近づくヘルキャッスル。
まもなく61宇宙キロに到達する。逆噴射のタイミングをはかっていたが,
左舷に敵のビーム砲直撃,サブエンジンが停止してしまう。
すでに舵がきかなくなり,火龍は逆噴射をするが,推力が足らず,
徐々にヘルキャッスルへ吸い寄せられていく。
石倉「だめです,艦長。どんどん重力に引き寄せられています!!」
ゼロ「馬鹿やろう,諦めるな!! ギリギリまで近づけ!!」
しかし,ギリギリまで近づいた火龍の主砲からの発砲も,曲げられてしまう。
もう打つ手のない火龍……。
だがその時,マリーナが,自分の体の中を流れている泡が重力の影響を受け
ていない瞬間があることに気がついた。計算をしてその瞬間を探る。
すると,敵発砲直前の0.13秒間のみ,重力が消えている事が判明した。
ゼロ「フェイズ,全艦に通知。敵発砲時に重力が0.13秒消える。
その瞬間を狙って,一点集中攻撃を加えられたし」
全艦の砲塔が,一点を向く。ヘルキャッスルがビーム砲発射体勢に入る。
重力圏が一瞬途切れた。全艦から一斉に発射。
果たして攻撃は通用するのか。
次回へ続く。
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0.13秒はいいとして,さて攻撃は通用するのか?!
結論から言うと,通用しないでしょう。
相手の攻撃直前を“目視”で確認してから発射するというのは,
いくらなんでもどうかと思った。
相手の重力圏解除からハーロックの目に届くまでのタイムラグ,
ハーロックが「発射」と言ってから発射操作をするまでのタイムラグ,
操作を行ってから実際に発射されるまでのタイムラグ,
発射されてから敵に被弾するまでのタイムラグ。
0.13秒はとっくに過ぎているのではないかと。
そういえば,艦隊がVの字に位置してたけど,思わずレッツコンバイン!!
を連想。私だけだろうけど(笑)
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次回はとうとう最終回。はたしてハーロックを追っていたシルビアーナは
再登場できるのか,それとも忘れ去られてしまうのか。
ああ,そんなキャラもいたね,とりあえず最後にちょこっと出しておくか
……な扱いになる可能性も…!?
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