インデックス
01.大いなる旅発ち
本編 スタッフ ML
02.マリーナの波紋
本編 スタッフ ML
03.火龍の炎
本編 スタッフ ML
04.戦士グレネーダーの魂
本編 スタッフ ML
05.トチロー・不滅のサムライ
本編 スタッフ ML
06.我が友ハーロック
本編 スタッフ ML
07.信ずるべき道
本編 スタッフ ML
08.マリーナ永遠の想い
本編 スタッフ ML
09.悲しみの星
本編 スタッフ ML
10.銀河の涯
本編 スタッフ ML
11.大テクノロジア
本編 スタッフ ML
12.終わりなき闘い
本編 スタッフ ML
13.誓い
本編 スタッフ ML
XX.マリーナ・ストーリー
本編 スタッフ
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コスモウォーリアー零 第11話「大テクノロジア」本編

○放送日
テレビ東京
09/14(金) 27:10〜27:40

アニメシアターX (スカイパーフェクTV Ch.729)
09/15(土) 11:30-12:00
09/15(土) 22:30-23:00 [再]
09/19(水) 16:30-17:00 [再々]
09/19(水) 26:30-27:00 [再々々]


ウォーリアス・ゼロ
マリーナ・沖副長
石倉静夫副長補佐
雷菅太砲術長
アクセルーダー新航海長
グレネーダー斎藤ではありません
バトライザー
フェイズ・ブレイカー通信長
海原武士機関長
火龍クルーの皆さん
ゼス・ヴォーダー
ヘルマティア
ヘルキャッスルクルー
ハーロック
ヤッタラン
エメラルダス
トチロー
トリさん
ルビア

○1回目のCM
・バンダイビジュアル フィギュア17 DVD&ビデオ
・バンダイビジュアル フィギュア17 DVD&ビデオ
・AT-X
・ユニバーサルポリドール マリンパラダイスDVDシリーズ

○1年ぶりです,テクノロジア
3つの太陽と,そして惑星テクノロジアが見えてきた。

ゼロ「これが,テクノロジア…」
マリーナ「あ………」

マリーナは疲労からか,倒れそうになる。ゼロはマリーナの体を支えた。

ゼロ「よくがんばってくれたな。もう休んでいいぞ」
マリーナ「休むのは機械化クルーを目覚めさせ,交代要員を確保した後です」
ゼロ「そうだったな…。本当の戦いはこれから始まる」

クルー総出で機械化人の修復を行う。

ドクトル「おはよう,艦長。うまくやったようだな」
ゼロ「なんとかな」
石倉「ふぅ」
アクセルーダー「厳しい航海だったようですね」
石倉「ああ,機械化人抜きでの航海がどんなききついか,思い知らされた」
アクセルーダー「ありがとう。あなたはそんなケガを負ってまで火龍を守って…」
石倉「いいんだ。元に戻ってよかったな」
アクセルーダー「さ,後は我々にまかせて,ゆっくり休んでください」

マリーナのシャワーシーン。

マリーナ「本当に勝てるのかしら。私は,どうすれば……」
テクノロジアです。太陽がちゃんと3つあります。

動力回路のパーツをつけてましたね。前回,ケーブルをぶち切ってましたが,やはり結果としておおもとから修理して接続したのでしょう。フェイズなんかは,メーターのようなものになっていましたが,普通に鉄板のようなものでフタをされました。一時的なものだとは思いますが,また暴走しそうになったら,次はどうするのだろうか(笑)

○やっぱりか。
ヘルキャッスルにて。

ヘルキャッスルクルー「ヘルマティア様,どうかお教えください。なぜあのような愚か者を銀河総督の地位におつけになったのです?」
ヘルマティア「不服か?」
ヘルキャッスルクルー「我らはヘルマティア様にお使えするためにいるのです。しかし,あの男のために戦う義理はありません」
ヘルマティア「火龍は強くなった。私は人間など未成熟な生き物に過ぎぬと思っていた。しかし,あのゼロという男は予想以上に火龍を成長させた」
ヘルキャッスルクルー「ですが,所詮は人間。我らの敵ではありません」
ヘルマティア「そうだな。しかし,万が一ということもある。危険をおかす必要はあるまい」
ヘルキャッスルクルー「では,総督を…」
ヘルマティア「そう,ヤツは噛ませ犬。このヘルキャッスルを暴走させ,ゼロやハーロックと噛み合わせるのだ。我々の野望は,有機生命体を壊滅させ,宇宙の全てを機械でおおいつくすこと。その野望を達成するためなら,私はどんな手でも使う」
ヘルキャッスルクルー「ははっ」
なんか,ヘルマティアさんが変だった。絵が特に。頭と体のバランスがおかしかったような。

ところでいまさらこんなことを言うのもなんですが,ヘルマティアの声の方,なんか無理してるように聞こえるのですが……。

とりあえずゼスさんの立場はやっぱりか,って感じだった。

○ハーロック……
火龍では修理が進む。

ゼロ「外部装甲を徹底的に調べてくれ。金属疲労を起している個所は可能な限り補強するんだ!!」
フェイズ「艦長も少し休まれたほうが……」
ゼロ「エンジンは大丈夫だと思うが,念のためチェックしてくれ。自動修復装置は動いてるか!? 通信システムは!? 急いでくれ。一刻も早く,火龍を戦闘可能な状態に戻すんだ!!」

一方,デスシャドウ号。

ハーロック「あれでは,使い物にならんな」
ヤッタラン「う〜ん,そうも言ってられまへんで。とにかく少しでも戦力が欲しいんやから」
ハーロック「しかし,あのゼロが素直に俺達に協力するかどうか……。ゼロ,聞こえるか?」
ゼロ「ハーロックか」
ハーロック「時間がない挨拶は抜きだ。敵の要塞ヘルキャッスルをトチローとエメラルダスが足止めに向かってるが,食いとめられるかどうか,わからない」
ゼロ「ここが最後の戦場になるというわけか」
ハーロック「そうだ。なんとしてでもテクノロジアを守らねばならん。だが戦える艦はこれだけしかいない。ゼロ,お前の力を貸せ」
ゼロ「断る」
ハーロック「なんだと!?」
ゼロ「このテクノロジアを守るのは俺達地球独立艦隊の役目だ。海賊はひっこんでろ」
ハーロック「この銀河が滅ぶかどうかという時に,何が地球独立艦隊だ!! お前は肩書きがなければ何もできないのか!!」
ゼロ「話は終わりだ。俺達は俺達のやり方で戦う。お前の指図は受けない」
ハーロック「勝手にしろ。ただし俺達の足だけは引っ張るなよ」
フェイズ「よろしかったのですか?」
ゼロ「これでいいんだ。指揮系統が混乱するほうがよっぽど怖い。それにハーロックは簡単にやられるようなタマじゃないさ」
ヤッタラン「あ〜あ」
ハーロック「そんな顔をするな。これでよかったんだ。あいつは人の下で働くような男じゃない。勝手にやらせたほうが,力を発揮するだろうさ」
顔が変。特にゼロに文句言ってるハーロック。なんか,今回の第11話はシーンごとにキャラの顔が変わってるような気がするんですが,私の気のせいでしょうか。

「外部装甲の…」っていう最初のセリフですが,この時のゼロってば,なんか古代くんっぽい顔してた。

ハーロックが輸送船を襲った時と,立場が逆転してるような感じのやりとりでした。話自体はなかなかよかったのですが,やはり絵が気になるところ。ハーロックが文句を言うところなんかは,セリフだけ見るとなかなかいい事言ってるように感じるんだけど,本編を見ると,要望が聞き入れられずただの喚いてるヤツに成り下がり気味だった。

○エメラルダス号 vs ヘルキャッスル
エメラルダス号は,機雷をばらまいていた。

ヘルキャッスルクルー「進路上に機雷群があります。どうやら,敵の防衛ラインのようです」
エメラルダス「こんな原始的な武器が通じるのでしょうか」
トリさん「クェークェークェークェー」
トチロー「とにかくあの超重力をなんとかしなけりゃ,勝負にならん。せめてアルカディア号を完成させていれば」
ゼス「ふん,小賢しい」
ヘルキャッスルクルー「このままでは,敵の機雷をすべて引きこんでしまいます。重力発生装置を解除いたししますか?」
ゼス「うむ」
ヘルマティア「待ちなさい。このヘルキャッスルはあらゆる力を吸収し,巨大になっていく。総督府,あなたは最強の力を手に入れたいのだろう? 機雷ごとき,恐れるに足らん」
ゼス「ぬぅ…よし,このまま突破する
ヘルキャッスルクルー「はっ」

機雷があるにも関わらず直進するヘルキャッスル。

トリさん「クェ〜」
トチロー「来るぞ!!」

重力により機雷はひしゃげて潰れていくが,ヘルキャッスルへ到達した機雷は次々と爆発し,ヘルキャッスルの外壁を破壊していく。だが,破壊された外壁は,すぐに修復されてしまう。自己修復機能だ。

ヘルマティア「自己修復機能を上回る速度で破壊されない限り,このヘルキャッスルが傷つくことはない」
トチロー「くそっ」

エメラルダス号からビーム砲発射。だが重力にその弾道が曲げられてしまい,当たらない。

ゼス「素晴らしい,素晴らしい力だ!!」
トリさん「クェ〜」
エメラルダス「テクノロジアへ戻って,ハーロックと合流しましょう」
いやぁ,びっくりしました。宇宙空間で,直線的に機雷を配置するとは思わなかったもので(笑) いくらなんでも,それじゃ避けられちゃうんじゃないかと思った。次のシーンでは,一応,一様にバラまいたように見えましたが……それともあれは,層になってただけ,かなぁ。

それと,重力で機雷を引きこむ云々言ってますが,むしろ重力をさらに強力なものを発生させれば,機雷はヘルキャッスルに到達する前に潰れてしまい役に立たないと思う。 重力で機雷がひしゃげて潰れる一方で,到達する機雷もあるということは,いまこの時点ではそれほど強力な重力が発生しているわけではなさそうだし。

さて,一番の問題がビーム砲ですが,ヘルキャッスルへ向かったにも関わらず弾道が曲げられあたらなかったのはなぜだろうということを考えてみました。強い重力があれば重力レンズで曲げられますが,その重力源へ向かっているなら,むしろ引き寄せられるのは当たり前。でも,肝心のヘルキャッスルへ当たってない。ということは,重力の中心がヘルキャッスルになく,ヘルキャッスルの前方にあったのではないかと考えられます。重力圏を脱することができなければ当たりませんから。 まぁ,実際のところはどうなのか不明。少なくとも,先ほどの機雷の場合と,今度のビーム砲の場合とで,発生している重力の強さと,場所はかなり違うはず。そうでないと,ビーム砲が当たってしまうから。もしくは機雷が当たらないから。

でも,ヘルキャッスルは「普通に見えた」んだよねぇ。可視光が重力の影響を受けてない……。まぁ,アニメだし,その辺は容認?(笑)

ちなみにトリさんの声はハーロック役の竹本さんです。

○シミュレーション
「だめですばい。何度シミュレートばしてもうまくいきませんばい」
ゼロ「エネルギー制御のプログラムに問題があるのかもしれないな。とにかくもう一度見なおしてくれ」
「はい,やってみますばい」
ゼロ「外部装甲の修復は終わったのか?」
石倉「万全ではありません。予想以上に金属疲労が進行しています。補強用のパーツも不足しています」
海原「ぼろぼろじゃのう。この状態で戦えるかどうか」
ゼロ「副長,石倉,来てくれ」

○2回目のCM
・ロッテ アーモンドチョコレート
・ロッテ トッポ
・AT-X

○ルビアーナ
ゼロ「敵の重力を解除しなければ,レーザー砲は当たらない」
石倉「やはり,セントエルモ砲を使うしかありません。弾道を人為的にコントロールできるセントエルモ砲なら,重力に逆らって敵まで届きます」
ゼロ「だめだ。セントエルモ砲はまだ未完成なんだ。もし撃てるとしても40秒以上シールドなしの丸裸だ。すべてのシステムを止めて,セントエルモ砲にエネルギーを充填しなければならない」
マリーナ「その間に敵の攻撃を受けたら,ひとたまりもありません」
石倉「ハーロックはどうやって戦うつもりなんでしょう。何か勝算でもあるのでしょうか」
ゼロ「だといいんだがな…たとえ俺達が倒されても,ハーロックが生き残ってくれればいい。あいつなら,きっと地球を再建して…」
石倉「艦長!!」
ゼロ「すまない。戦いの前に言うことではなかったな」
マリーナ「どうしても戦わなければ,ならないのでしょうか。話し合い…講和の道を探ることは出来ないのでしょうか」
ゼロ「無理だろうな。いままでのヤツらのやり方を見てると,とても話が通じるとは思えない」
マリーナ「私は恐ろしいのです」

そこへフェイズから連絡。

フェイズ「ルビアと名乗る男から通信です」
ゼロ「何者だ?」
フェイズ「先ほどデスシャドウ号と共にいた戦艦の艦長だそうです」
ルビア「あなたがゼロか」
ゼロ「そうだ。何か用なのか?」
ルビア「あなたの決意を聞いておきたい」
ゼロ「決意?」
ルビア「この戦いに負ければ地球はもちろん,銀河の全てが暗黒に閉ざされてしまう。その戦いにあなたがどんな決意で望むのか聞かせてくれ」
ゼロ「俺は地球を守るためならこの命を賭けて戦う」
ルビア「そうか。それならいい」
ゼロ「あなたのほうこそ,どうなのだ?」
ルビア「我々はルビアーナという星の生き残りだ。その星はヘルマティアの策略によって,住人の大半が機械化され,結局滅んだ」
マリーナ「!?」
ルビア「そんな星をこれ以上増やすわけにはいかない。だから私は戦う。戦わなければわが種族の血塗られた歴史に終止符を打つことはできぬ」
ゼロ「そうか」
ルビア「時間を取らせて済まなかった。共に戦う男の顔くらいは知っておきたかったのだ。ご武運を祈る」
ゼロ「ああ,そちらも。この戦いが終わったら酒でも飲もう」
ルビア「それは楽しみだ」
セントエルモ砲は「人為的に弾道をコントロールできる」というとんでもない機能を持ってることが判明。仕組みはともかく,これで3話のセントエルモ砲が説明できることになる。仕組みは……かめはめ波を曲げるようなもんだろうか(違うだろ)。

ところでルビアーナって,他の松本作品に出てきた名前でしたっけ?(探す気力がないッス) まぁ,「シ」をつけたらシルビアーナなのはあまり関係なさそう(笑)

○トチロー,火龍へいく
デスシャドウ号にて。

ハーロック「なんとかして,重力を解除する方法はないのか…」
トチロー「あれじゃ戦えんだろう。なぁ,ハーロックよ,ゼロに特殊合金をわけてやろう」
ハーロック「しかし,あれは俺達の…」
トチロー「アルカディア号を作るには時間が足りないんだ。だが,あの艦の外装を補強してやることはできる」
ハーロック「わかったよ。お前の好きにしろ」
トチロー「そうか,じゃぁ,さっそく届けに行ってくるぞ。実はあの火龍っていう艦,一度じっくり見てみたかったんだ。いい口実ができた♪」
ハーロック「おい,トチロー。何か作戦は?」
トチロー「お前たちで考えといてくれ」

火龍にて。

トチロー「きっしっしっし,さすがだ」
ゼロ「申し出はありがたいが,俺はお前達に借りを作る気はない」
トチロー「ゼロよ,お前は死ぬ気なのか?」
ゼロ「何!?」
トチロー「生き残れば,借りなどいくらでも返せるじゃないか」
ゼロ「………………。その特殊合金を使って,外部装甲の修復を進めろ」
トチロー「急いだ方がいい。敵はもうそこまで来てるからな。ところでゼロよこの艦には交流砲が二門あるが,新型なのか?」
ゼロ「そうだ。波動化エネルギーとヘリウム3を融合させ,とてつもない破壊力を生み出す。通称,セントエルモ砲だ」
トチロー「頼む,ぜひ見せてくれ」
ゼロ「強力なのはもちろんだが,最大の特徴は弾道をコントロールし,正確に命中させるよう,制御できることだ」
トチロー「すごい武器じゃないかぁ。こいつを使えば重力をぶち破って,ヘルキャッスルのコアに命中させられる。きっしっしっし,これがあれば勝ったも同然だ」
ゼロ「撃てればな」
トチロー「撃てないのか? 本当か? こんな時に冗談はやめれ!!」
ゼロ「撃てないんだ。何度シミュレートしても暴走してしまう。雷!」
「はい」
トチロー「冷却システムが弱いんじゃないか? ヘリウム3の融合炉は何で冷やしてる?」
ゼロ「空冷だ。何度もデータを取ったが,冷却能力自体には問題ないはずだ」
トチロー「バイパスを作って水を通してみろ。自然の力は偉大だ。水冷と空冷を併用するんだ」
ゼロ「無理だ。しかもその間はメインエンジンも止めなきゃならんのだぞ」
トチロー「それでもやってみてくれ。ヘルキャッスルを倒せるとすれば,このセントエルモ砲しかない」
ゼロ「そんなことをしていたら,丸一日かかってしまう。メインエンジンを止めて,どうやって戦えというんだ」
トチロー「俺達が時間をかせぐ。その間に…」
ゼロ「だめだ。危険すぎる」
トチロー「俺達を信じてくれ」
ゼロ「俺には火龍とクルーの命を守る義務がある」
トチロー「そうか。確かに危険だからな。無理は言えん…」
うわぁ,なんか見るたんびにゼロの顔が違うよ〜〜。

「こうりゅう砲」っててっきりセントエルモ砲が光の龍の形をしてたんで「光龍砲」だと思ってたんですが,トチローのセリフを聞く限り,もしかして「交流砲」なのかなぁって思い始めた。さて,正しくはどの字だろう……。

冷却システムが空冷!! ファイアウォールに続いて,ちょっと違う意味で感動的なシステムだった。もしかして風神か? ところで,空冷はいいけど,融合炉外部から艦内に熱が溜まりますよね。艦外への熱排出はどうするんだろう。どこかにFANがついてるのかな。空気漏れちゃってダメか(笑) 水冷もいいけど,ペルチェ素子で強引に冷やすってのはどうだろう。 そういえば,オーバークロックの限界に挑む雑誌記事で,液体窒素かなにかで冷やすってのがあったような。

○マリーナ,バレる
ヘルキャッスルにて。

ヘルマティア「いよいよ決戦だな。テクノロジアは敵の最後の防衛ラインだ。必死に立ち向かってくるだろう」
ゼス「ゼロもハーロックも敵ではないわ」
ヘルマティア「甘く見るな。人間は死をかけて戦うとき,予想以上の力を発揮する。我々も何度も見てきたではないか。ヘルキャッスルと融合しろ。そうすれば間違いなく勝てる」
ゼス「私に指図するな!! このまま戦っても負ける相手ではないわ!!」
ヘルマティア「ふん,そうか。まぁ,いい。そういえば,一つ言い忘れていたことがあった。ゼロの部下に一人,あなたの同族がいる」
ゼス「なんだと!?」
ヘルマティア「機械化されて生き残ったミライセリア人だ。我々から見ればあまりにも不完全な体だがな」

ヘルキャッスルから火龍へ通信。

ゼス「はじめまして,火龍の諸君」
ゼロ「一体どういうつもりだ!!」
ゼス「君達が全滅する前に,我が同族だけは助けておこうと思ったのだよ」
ゼロ「この艦にお前の同族など……まさか」
ゼス「その女だな。隠しても無駄だ。私にはわかる。その女を差し出せ」
ゼロ「断る!!」
ゼス「この男に義理だてして何になるというのだ。せっかく機械の体になってまで生き残ったのではないか。我が同胞よ,私の元に来い」
海原「副長が機械化人じゃと!?」
「嘘に決まってますばい。これは敵の策略ですばい」
石倉「副長,なんとか言ってください」
ゼロ「答える必要はない」
マリーナ「隠していてごめんなさい。ミライセリアが滅びる時,私は機械の体になって生き残ったのです」
「う,嘘ですばい!!」
石倉「そんな大切なこと,なぜ話してくれなかったんです!?」
ゼロ「静まれ!! たとえ機械の体だろうと,副長が俺達の仲間であることに変わりはない。共に戦い,共に生きてきた。かけがいのない仲間だ」
ゼス「ふん,いくらお前達がそう思っていても,その女のほうはどうなのだ」
ゼロ「つらい思いをさせて済まなかったな。もし……」
マリーナ「いいえ,私は火龍を降りません」
ゼス「何!?」
マリーナ「この火龍は,私が見つけた場所。私が,私が生きていくのが許される,ただ一つの場所」
ゼス「ぬ,ぬぅ」
ゼロ「聞こえたか? そういうわけだ。彼女は渡さない」
ゼス「ふん,馬鹿な女だ」
ゼロ「通信を切れ!!」
マリーナ「私を許してくれるのですか?」
ゼロ「許すも何もない」
「そうですばい。副長は副長ですばい」
海原「そうじゃ,この火龍では人間も機械化人も対等じゃ」
石倉「突然だったんで,驚いただけです。でも,これ以上隠し事はごめんですよ? 同じ艦に乗った仲間なんですから」
マリーナ「みんな,ありがとう」
やっぱりミライセリア人でしたか,ゼスさん。

○ゼスさんの正体(爆)
ヘルキャッスルにて。

ヘルキャッスルのコアのある場所で立ち尽くすゼス。そこへ現れるヘルマティア。ヘルマティアはメタノイドサーベルを抜き,ゼスへ近づく。

ヘルマティア「ふふふふふ」
ゼス「な,なにをする!?」
ヘルマティア「あの娘は感情を捨てきれず,自ら自滅の道を選んだ愚か者だ」
ゼス「私はあの女とは違う!!」

ヘルマティアは分身して近づき,ダーク乱舞をゼスに食らわせた。ゼスの服が破れ,仮面が割れ,ゼスの姿が,貧相な機械の体があらわになった。

ヘルマティア「あなたは,その不完全な同族すら,味方にできなかったのだ。このままではゼロには勝てない。ヤツは機械化人の感情を蘇らせ,味方につけた。手ごわい敵だ。総督よ,総督よ,滅び行く種族に生まれたあなたは,誰よりも強い肉体を望んでいたはずだ。心の不安を捨てろ。嫉妬や憎悪,つまらぬ感情も捨てろ。生き残りたければ,ヘルキャッスルと融合しろ。どうした。完全なる機械化生命体へと進化するのだ」
ヘルマティア「ふふふふふ」

火龍にて。 破損部分を修理するマリーナ。そこへゼロが現れる。

ゼロ「不安なのも,無理はないさ。俺にだって勝てるかどうかわからない。だが俺は戦う。俺達にできるのは,力の限り戦うことだけだ。戦い,そしてこの手でつかみとろう。俺達の未来を」
マリーナ「はい。私はもう逃げません。自分の運命に背を向けるより,つらくとも未来を見つめて生きていきます。あなたと……」

そのままキスシーン。
分身する意味があったのでしょうか。それはともかく,ダーク乱舞が炸裂しました。ダーク乱舞って何さ〜っていう人はゲーム版をご参照ください。っつーか,ゲーム版のほうがかっこよかったです。技も,本人も,声も。

ゼスさん,服と仮面に隠された本当の姿が判明しました。しましたねぇ(笑)。しちゃいましたって感じ(爆) 確かにあれが銀河総督でも,ヘルキャッスルのクルーはやる気が起こらないよなぁ。いやぁ,あの情けない姿を見てると,999でああいうの見かけたことがあるなぁなんて思いました。ニセエメラルダスかなぁ,黒騎士かなぁ,あれくらいの情けなさでした。黒騎士って言っても,ファウストじゃなくて,黒騎士の星(惑星メフィスト)の黒騎士ね。

さて,ゼロとマリーナさんのキスシーン。二人の体が回ってます。オープニングが「時代」だから?(笑) ラストで片足あがっとりますが,ゼロに金蹴りしてるようにも見えますね。ほら,ゼロの服もちょうどいい感じにめくれてるし。

○最後のCM
・GHQのCM
・白鳥英美子のCM
・AT-X

○【予告】
コアと合体したゼス・ヴォーダーが火龍に迫る。
満身創痍の火龍は,崩れゆくテクノロジアを,未来を守りきることが出来るのか。
次回コスモウォーリアー零「終わりなき闘い」お楽しみに。

○ちょっとした感想


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