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ツッコミ日記 Encylopedia


[日記] 2012/01/25 docomo、東京で大規模通信障害の巻 [長年日記]

2012年04月01日 21:45更新

docomo、東京で大規模通信障害の巻

2012/01/25(水)。

出社前は普通に使えたのだが、仕事場についたらdocomoの携帯電話が使えない状態になってた。

なんということでしょう。

使えないのは私用の携帯電話なので、仕事中につかえなくても一切困らないけど、原因がわからないと気持ちが悪い。

自分の携帯電話の問題なのか、ここいら一帯の問題なのか、それとも広域で発生している障害なのか、まずはそれがわからないとどうしようもない。携帯電話が壊れているなら新しいのを調達することを考えねばならないから。

docomoのサイトを見ても何も書いてないので、とりあえず2ちゃんねるの適当なスレッドを探してチェックしてみた。

電車がストップした時もそうなのだけれど、こういう時に役立つのは、リアルタイムに情報が飛び交う2ちゃんねるやTwitter、mixiあたりだろうか。特に電車が止まった時は、いつ動き出すかもわからないため、止まったのが家を出る前なら、とりあえず出社を中断して2ちゃんねるの交通情報板あたりで状況を把握しながら、運転再開を待ってたりする。なにしろ、東京メトロ東西線はなんだかんだで月一イベントかのごとく電車が止まってくれるし、駅で延々と待たされるのも時間の無駄なのだ。

それはともかく、docomoなスレッドをチェックしたら、他にも使えない状態になっている人が大勢いた。とりあえず自分だけではないので安心した。

当日は、ドコモの店舗で「山手線運休の影響で通信が増大して……」と聞いたという人が出たり、山手線運休の影響「か?」と一部マスコミも伝えてみたりして、その後、ドコモからの一次発表では「通信が増大し輻輳が発生」ということだった。

山手線が止まる前から通信障害が発生していたこと、

当日は通信設備の工事がある旨が発表されていたこと、

今回の障害が広範囲に及びすぎていること、

どう考えても通信設備の工事に関連した原因だろ? と思ってしまうわけで、ほんの一瞬でも原因の一端にされた山手線がかわいそうです。

結局、その後、会見が行われて、docomo側で実施した機器交換後の機器性能がおいつかなかったというのが原因だったようだ。

ドコモの通信障害、スマホ急増にインフラ追いつかず 設備増強前倒しも :日本経済新聞

携帯電話からスマホへのシフトが進み、利用の急増から通信量やサーバ/機器への負荷が増大しているのは、サービスを提供する側(とゆかいな仲間たち)は痛いほどわかっていることで、当然キャリアもわかってる。今回は、見積もりが甘かっただけですな。インフラまわりはとにかく金をかけないとサービスにモロに影響が出てしまう部分だけど、金をかければいいってものでもない。そりゃ、金をかけてしまえば、ちょっとやそっとな負荷なら屁でもないわけだが、インフラ自体は直接金を生むものでもないので、投資するにも躊躇してしまう。だから、ある程度のラインを決めて、そこを超えたら「仕方ないよね…」的な前提でシステムを組むわけだ。サービスを提供する側としては、どれだけインフラに投資すべきかというのは悩みどころ。

そんなこんなで、サービスの提供に対してインフラが追いついていってないって状態が、今も昔も続いている。

サービス優先で、インフラがおいつかないのは仕方ないと思う。

でも、その責任をユーザに押し付けるのはやめてほしいなぁと思う。

ところで、スマホにP2Pソフトウェアが登場したとして、みんなでそれ使って膨大な通信を開始したら、各キャリアはどう対処するのだろう。

そういえば、かつて、夏や冬の電気利用が増大して節電を訴えてる一方で、オール電化を推し進めてみたりしていた東京電力は何を考えていたのだろうなぁ。

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