→ オタク市場:推定規模は1868億円 3割がメイド喫茶経験 「オタク産業白書」調べ(まんたんウェブ) - 毎日jp(毎日新聞)
オタク産業白書なる本が出ているんですね。
ただしオタクといっても、この本で扱っているオタクはアニメ・マンガ・ゲームというジャンルに限っており、さらにそこから派生した関連する事柄を取り扱っている。
…のはいいんだけど、どうもメイド喫茶を同じひとくくりにされるのはどうも釈然としないのですよ、個人的には。メイド“萌え”自体はアニメやマンガやゲームから発生したものかもしれないけど、三次元の人物に萌えるのは、趣向としてはむしろアイドルオタクの範疇ではないかなと思うわけです。同じ理由で声優もしかり。密接な関連はあるんだけど、二次元系オタと三次元系オタは、基本的に間に壁があるものだと思ってる。
……とか書くと、声優オタから怒られそうです。アイドルオタと一緒にすんな、と。確かにそうかもしれない。あくまで声に夢中な人は、あえて言えば声オタだろうし。でも人物に夢中になった時点でアイドルオタと同じ穴の狢だと思うわけで。それは実写系の戦隊モノ等の人たちに夢中な人も同様だと思うわけで。うむ、さらに怒られそうだ。この話はここでやめておこう。
記事を読んでいて不思議に思ったのは、
「同社は、専門店に足を運んで商品を買い集めるコアなオタク層ではないが、ゲームやアニメなどを趣味にするライトなオタク層が増えていると分析」
の部分。この本自体が「産業白書」だからグッズをガンガン買うオタクをオタクとしての基準にしているんだろうなぁ。だからそれを率先して買い集めない「ゲームやアニメなど」を「趣味」にしているだけの人たちを「ライトなオタク層」としているんだろうけど、趣味にしてる時点で十分オタクだよなぁと思う。
まぁ、でもこれはオタクという言葉が、もともと蔑視的な言葉として生まれていることと、その当時はアニメやマンガというものが“子供のもの”というイメージがまだ強く、いい年して云々と言われていた時代でもあったことから、趣味としている時点でオタクと私が思っただけに過ぎない。現在ではアニメもマンガもゲームにしてもいい年した大人が普通に興じる世の中として定着してますから、他の趣味と同列的に趣味としている分には、もうオタクではないのかも。とはいえ、世間一般的にはまだまだこれらの分野の立ち位置は低いでしょうから、あくまで趣味に落ち着いているだけの人たちを「ライトなオタク層」という表現するのは言いえて妙なのかもしれません。
そんなわけでオタク産業から見たらオタクってどう分布してるんだろ……的なことを絵にしてみた。
即席で作ったので結構いいかげんだし、まともに描くつもりもないので、○○が無いじゃないか!とか、結局二次元と三次元がごっちゃじゃねぇか!とかツッコミ入っても修正するつもりは全く無い。そう、やりっぱなしで、かつ、例のごとくまとまることもなく終わるのでありました。
ちなみに中央に近いほどいわゆるライトなオタク層で、外側にいくほどコアなつもり。そして1人の人がいろんなところに分布しててもいいと思うし、その結果円状の分布になったらオタクとしては相当重度だと思ったりも。私は上から右にかけて弧を描いてる感じかな。