2007/4/3放送。
さてこの話でLが死亡したわけですが、半分近くオリジナル話が追加されていた。
とりあえず好意的にとらえてみる。
月の足を拭くシーンは最初何を示しているのかよくわからんかったけど、後で調べたらどうやらヨハネの福音書からの引用くさい。
だとすると、このシーン自体には2つの意味があって1つは月(キラ)は神ではないということをLが言いたかったことと、もう1つがその前後のやりとりと合わせて、月がキラであればおそらく自分が考えた計画を実行すれば何らかの形で自分の身が危うくなるということを察している、ということをあらわしているのだろうと思った。後者はLらしくは無いなぁと思いつつ。Lというキャラクターの性格だと自らの確信を得る結果と保身の両方が揃う手段を考えるのだろうが、今回ばかりは迷いというか泣きが入ったということか。
まぁ、それを補佐する形の、前半の子供シーンと、ワタリの「どうしたんだ?」なのかもしれん。
ただ、雨の中でのLの言動が意味しているところがわからんかったなぁ。鐘の音というのが教会繋がりでキリスト教を示唆していて、その後の足を拭くシーンが福音書からの引用だよという作り手のメッセージが密かに隠されているというのは無いとして。
ワイミーズハウスに連れて来られた時の鐘の音とあわせてあったと思ったから、Lにとって特別な意味を持っているってことなんだろうな。たとえば孤独とか、(家族との) 別れみたいな。
最後の台詞である「私は間違っていなかった……が……ま……」
が無かったのがなぁ……絵で表現するつもりだったんだろうけど、ちょいといまいちだった。あれじゃLが負け犬みたいだ。