さて、ソフトバンクが大胆な料金体系を発表して連日のようにバンバンとCMを流しているわけですが、料金体系やサービス内容をよく調べると大きなリスクもあるのも事実。一応CMやポスターなどでも大きな文字で0円と書かれているその下のほうに読めるか読めないか…読めねぇよ!って感じの大きさで最大3行にわたる但し書きがされていたりしますから、それに気づけば「あれ?」と思うかもしれません。でも中にはよくわからずに契約して、後になって騒ぎ出す人もいるのだろうなと思っています。
ソフトバンクは過去YahooBBでも新規顧客獲得のために様々なプランを出しつつも、既存顧客を放置してた経緯もあったわけで、その体質が携帯電話事業でも引き継がれるのか、改善されるのか正直わかりません。
(1) ソフトバンク携帯電話間で通話料0円 (ゴールドプラン)
ただし、21時〜0時59分までは200分/月を超えると21円/30秒かかる。
一番の問題点は、他社携帯電話との通話料金が他社プランに比べてかなり割高であるという点。
(2) ソフトバンク携帯電話間でメール送受信0円 (ゴールドプラン)
(3) 月額基本料金を加入月から最大2ヶ月無料
普通ならこういう無料サービスってお試し期間の意味合いを持つはずなんだけど、新スーパーボーナスのおかげでそういう意味合いは一切なく、単なる金銭的な割引にしかなっていない。無いよりはマシとはいえ、決め手にはならない。
(4) パケット定額料金を加入月から最大2ヶ月無料
同上。
(5) 月額基本料金70%オフ (9600円→2880円)
他社のプランと単純比較すれば基本料金は安いが、前述どおり他社通話料金が割高。他社と電話すればするほど損をするプランでもある。さらにこの基本料金からこれ以上の割引はないし、他者は基本料金に無料通話分を含んでいると考えると、他社で何年も使っている場合やこれから何年も使うと予想される場合ははそれほど安いとは感じないと思う。
(6) 携帯電話端末代金全機種0円
実際は
× 0円
△ 契約時に0円で端末を受け取れる
○ 最終的に実質0円になる
割賦だ、ということを知らずに途中解約しようとしてその事実に気づいた時にはもう遅いという罠。
途中でぶっ壊して機種変更しようとする時に気づく恐ろしい罠。
というところまで書いて力尽きた。
結局、物持ちがよく、物を大事に扱い、およそ2年間使いつづける自信があって、他社へ電話をあまりかけない人向けってことかな?
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