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ツッコミ日記 Encylopedia


[宇宙戦艦ヤマト] [宇宙戦艦ヤマト] 宇宙戦艦ヤマト2199 第4章を見た。 [長年日記]

2013年03月10日 10:10更新

[宇宙戦艦ヤマト] 宇宙戦艦ヤマト2199 第4章を見た。

2013/01/12(土)。

午前の「HUNTER×HUNTER」に続き、午後は「宇宙戦艦ヤマト2199 第4章」を見た。

宇宙戦艦ヤマトは見どころがいろいろある反面、テレビシリーズの中盤付近でどうしても内容的にダレてしまう部分がありますが、そのあたりをこの2199ではどう料理してくれるのかが楽しみの一つでした。2199として作り直す際に、削ってオリジナルを入れやすい部分でもあるから。

今回はいろいろやってくれてすごい新鮮。ヤマトIIIからフラーケンの次元潜航艇を持ってきてヤマトと戦ってくれた。現在のヤマト装備でどう対処するのか、ここでフラーケンが死ぬといろいろとアレなのだがどうオチをつけるのか、と、フラーケンを知らない人は知らないなりに、知ってる人はいろいろと楽しむことができる話になっていた。ヤマトは目の前の苦境にどう抗い対処して解決するかを楽しむ作品でもあるのだが、ヤマトだけではなく作り手にも「制限付き」の戦いが強いられたに違いない。こういうヤマトが見たかったんだよ、とあらためて再認識できた。少なくとも、目の前の苦境に対してとりあえずキムタクが毎度「波動砲」とか言うようなやつではない。

今回の第4章で一番おもしろいと思ったのは、「地球側が先に攻撃した」ということだろうか。旧作では地球側が全面的に被害者側で勧善懲悪を地で行きつつもヤマトの持つ超兵器の強さや、ガミラスが鬼や悪魔の類ではないこと等を経て、最終的に古代君の「愛すべきだったんだ」という結論に至っていた。今回はその大前提がいきなり崩されており、地球側における「戦争を行うための理由と正義」が消滅し、ガミラスが一方的に攻撃していることに対する正義を与えてしまっている。現在行われている戦闘は「戦争における正義」としてそれぞれが掲げている「ぼくの考えた最強の正義」を行使するだけなのだが、果たして、「地球が先に手を出した」という事実を前に、地球とガミラスとの戦いにどう決着をつけていくのか、楽しみだ。

また、前回のアナライザー回に続き、今回も異色な作品があった。

第14話ははじまった当初、何が起こっているのかわからなかったが、だんだんと状況が呑み込めていった。賛否わかれそうな内容ではあるが、個人的にはあれはあれで面白い。ただ、フラーケンとの戦いを見せられた後、4話目として見るのは、この盛り上がり猛った気持ちがどこにも行き場が無い……と思った。急にトーンダウンしちゃうんだもの。

そういえば、第14話は、永遠のジュラ編に対するオマージュってことでよいのだろうか。

よいのだろうかというか、それ以外に考えられないが。

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