ゲド戦記。
7/11(金)、金曜ロードショーで放映。
原作は読んでないので原作がどうということは言えないからあくまでこの映画に関してのみ言及します。
とりあえず見て思ったことは、
結局この作品は何が言いたくて何をやりたいのか全然伝わってこない
ということ。
別にすべての作品がメッセージ性がなきゃいけないってわけじゃないけど、いい作品って見てる人に「いい作品だった」と思わせる何かが必ず含まれていると思うのよ。そういうのを感じられなかった。見てても、自分の中で感情の起伏が全く無いんだよね。作品に入り込むことなく、目の前で進行している映像をただ淡々と見てるだけ。
エピソードをつまみ食いしてそれなりにつなげてみました的に感じるというか、別に話の展開に整合性が無いというわけではないんだけど、なぜこういう展開にしているのか、そもそも今見てるシーンは何のためにあるのか、そういう疑問符に襲われてました。
物語ってすべてを説明する必要はないけど、説明しておかなければならないことと、別にやらなくても問題ないことというのがあって、この作品はそのへんの詰めが甘いんじゃないかと感じました。
まぁ、見てる側の読解力・理解力の問題なのかもしれないけども。
…というのを、7/19(土)地上波放送「時をかける少女」を見て思い出しました。