9/1(土)、公開初日となる
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE」
…を観に行ってきました。もともとテレビ版の再構成ということで(原画から撮りなおすので絵は今風になっているとはいえ)単なる総集編だと思っていたこともあり、さほど観る気もなかったのですが、ちょうど1日で1000円だったということもありまして、唐突に観に行った次第。
とりあえずあれですな、再構成の名を借りた別物、のような感じ。テレビ版のストーリーを再構成するにあたり、カットしたり縮めたり変更しなければならない部分をあえて再構成を理由にせず、むしろその再構成がありうる世界を新たに作った、といったところでしょうかね。
冒頭に先の映画ラストにあったような赤い水と白い物体のようなシーンが出てきたときは「あれ?」と思ったのですが、それについてはさほど気にせず観ていたわけですが、ところどころで見られた単なる再構成ではありえない展開・描写が、途中からどこかおかしい気分にさせました。渚カヲルが出てきた際に、カヲルがシンジのことを「また三番目」と言っているあたり、前があったことを示唆しており、でなければ「また」とは言わない。これもしかして以前のエヴァの続きの「再構築された世界」の物語なのかねぇと思ったわけですが、そう思ってしまった時点でたぶんまたガイナックスに踊らされてる。
今回見ててきになったところは……
・冒頭の赤い海水と白いなんだったか、前回の映画を彷彿させるあんなシーン
・使途のナンバリングがズレてる (テレビは第3使途から、映画は第4使途から)
・シンジとレイの接触に関して、「次は」と発言してる
・人類補完計画の書類に書かれた報告回数が多い
・ミサトがシンジをセントラルドグマに連れて行くが、それがリリスであることをミサトがすでに知っている
・そのリリスの仮面の模様が変わって、かつリリスに謎のキズがついている
・使途の総数が違う (…が、すべて登場しきれないので映画化の都合とも考えられる)
・今回は死海文書だけでなく、外典?にそって計画が進んでいる
・カオルがシンジのことをすでに知っていて、かつ、「また三番目」(サードチルドレンの意味?) と発言している
ま、そんなことはどうでもいいんですが、次、正月に上映される「破」は予告を見る限り、アスカ+弐号機、伍号機、四号機の消滅、月から六号機(新キャラのパイロット付)が飛来、参号機起動実験、といった感じで、話としてはアスカの登場から参号機殲滅までのよう。相当の話数を消化することになり、当然カットされる部分も多くなるわけで、さらに中身をかえてくるのではないか、と。さてどうなることやら。
観た感想としては1000円としては十分楽しませてもらった、というところですかね。1800円だったらもうちょっと感想違ったかも。ラミレス戦が完全に別物になっていた点くらいかな、評価できるのは。