<あらすじ>
数年前、ネット都市伝説的にドラえもん最終回として数編が出回る
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2005年漫画家田嶋安恵が、そのうちの一編をベースに漫画化したものを同人誌として販売
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13000部売り上げる
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問合せも頻発していたところで事態を問題視、小学館や藤子プロが警告
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謝罪と在庫の廃棄など
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・asahi.com:「ドラえもん」最終話、勝手に出版した男性が謝罪 - 文化・芸能
これ読んだことあるんだけど、細かいところはともかく、同人誌にしておくのがもったいないくらいのいい出来なんだよね。絵もかなり似せてるし、描いた人は良かれと思ってやったんだと思うけどそれが災いしたって感じ。特に藤子作品はアシスタント名義で作品を発表することも多々あるから、同人誌とわかってない人が手にしたら勘違いしてしまうもの自明の理。
小学館や藤子プロの言い分ももっともで、今回のように大事になってしまったら何らかの対応をせざるを得ないのも仕方なしでしょう。そうでもなければとりあえず静観していたようでもありますし。作品を卑下するような内容でもないですしね。まぁ、それでも小学館は他の出版社に比べると厳しめではあるのかなと思いますけどね。
ニュース等での報道が、同人誌であるという前提を一切無視して、海賊版のマンガでも売っていたかのような言い方で、この漫画家に対する悪意に満ちたような報道に感じたのがちょっと残念でならない。
ところで今のオフィシャルなドラえもんを故・藤子・F・不二雄先生が見たら、どういう感想なんだろうね。