本当に春に出ると思ってた人がいるのかどうかは別にして、私は少なくとも春には出ないだろうなぁと思ってました。
最近のゲーム機は発売日から1ヶ月から2ヶ月くらい前の間に告知と詳細な仕様が公開されることが多いので直前まで出るかどうかがわからないのはよくあることになってはいるものの、PS3に関してはすでにSCEから発表のあるとおりブルーレイディスクの規格決定が遅れてしまっている点と、そもそもPS3で使われるハードウェアが現時点で量産かつゲーム機としての低価格に耐えうるのかという点がはなはだ疑問だったからであります。
コンピュータなどのハードウェア産業は時間が経つと普及に伴う量産化や設計の最適化などによるコストダウン化がはかられて低価格化する。いま無理して出すよりも無理しないで済む方法を選択したほうがPS3にとっては良いのではないかなぁというように思って、私自身は早くて秋だろうなぁと思ってました。
ただ、任天堂からこれからレボリューションがリリースされる予定であり、PS3にとってどんな年になるか、まだわかりかねるところもあります。ほんとにつかみどころがないというか、いままでに無さすぎな印象を持っているだけに想像つかないというか、個人的に気になっているのは旧世代機種のゲームをプレイできるようになる、ということくらいなのでそれがうまく動けば案外面白い層を取り込めるのではないかと思ってたりします。なにしろ過去の遺産そのものがすべてソフトウェアとして利用可能になるわけで、PSやPS2との互換性を持つPS3と対抗できるかもしれない点はいままでの任天堂据え置き機においてやっと同じ土俵に立てるのかな、という気がします。
あとはしつこいようですが、手持ちのROMカートリッジが利用できればいいんですけどねぇ……。