第10話 「友との再会」 | |
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■登場人物 沖田十三 古代進 森雪 島大介 地球防衛軍ゴミ(男(司令)) 地球防衛軍その他の人達 ■登場メカ 宇宙戦艦ヤマト 羽黒妖の乗ってきた輸送艇 スターシアシップ |
■ストーリー 外部装甲をはずし,本来の姿へと戻ったスターシアシップは,ヤマト後方下部,ちょうどサブエンジンのあるあたりへドッキングした。 ヤマトでは,操作に困っていた古代の前に,島が現れる。 一方,ヤマトの姿を捉えることが出来なくなっていた地球防衛軍は,羽黒妖の輸送艇をみつけ,ヤマトの位置を捕捉しようと試みる。 そして,地球防衛軍によるレーザー集束射撃がはじまった。 |
■紙ヒコーキみたいなくだらん飛行物体 地球防衛軍司令の発した言葉。 確かにそのとおりだと思う(笑) ヤマトファンの間でも,紙ヒコーキという表現がされていたような気がする。 ということは,周りの反応を見て,微妙に設定を変えていきながら,話を進めている…のかな。 ■スターシアシップ 外部装甲が,まるで日焼けしたヒフのごとく剥がれ,本来の姿になった。 地球防衛軍は,色彩変化と表現しているが,それはあくまでレーダーで見ていたからそう見えたのだろうと思われる。 だって,実際のコマでは剥がれてるわけだし。 しかし,あきらかに“紙ヒコーキ”の時と形が違う部分がある。 それは,翼だ。 変身後の翼は弧を描いているが,紙ヒコーキのときと比べると,その厚さが明らかに異なる。 これはいったいどういうことだろうか。 イスカンダルの秘密だろうか。 イスカンダルのォォォ科学力はァァァ世界一ィィィィって感じだろうか。 ■スターシアシップ合体 スターシアシップがヤマト後方下部へ合体。 かねてより,トークショウなどで,新ヤマトにシターシアシップが合体して完全なるヤマトになる,と言っていた。 ちなみに私はそのときから,それは蛇足というヤツでは!? と思っていた。 今回,合体した姿を見たが,明らかに蛇足ぶりを発揮していた。 周りにもそう思った人が多かったのだろうか,次号では見事にスターシアシップがはずれてしまうのであった。 なお,10話最終コマに,スターシアシップがいないが,おそらく書き忘れであろうと思われる。 ■島,登場 沖田の「下部第三ハッチを開け」という命令に,四苦八苦していると,島が登場。 そういえば,さらばの時に,うまくヤマトを操縦できなかったときに,島が登場するが,それに似ている。 羽黒妖と佐渡先生と一緒にきていた謎の人物は,島ではない。なぜなら,紙の色が全く違うからだ。 ■先祖とウリふたつだ 異なる遺伝子が混ざり合い,子が生まれる。 それの繰り返しで,子孫へと繋がっていく。 異なる遺伝子が混ざり合うということは,当然,以前とは微妙に異なるわけで,姿も異なってくる。 だから,1000年もたって,先祖と子孫が双子のようにそっくりになることは,まずありえない。 …が,マンガなので,それはよしとして,じゃあ,ウリふたつであることを前提に,なぜそうなるのかを考えてみる。 その1 究極の優性遺伝 古代進の遺伝子は優性遺伝のみが行われて,それ以外は劣性遺伝。 古代進の持つ遺伝子が,他の遺伝子よりも強く現れて,現在にいたる。 がんばれ,メンデルの法則。子供いっぱい作らないといかんね(笑) その2 細胞分裂 アメーバのように,自分から古代進が分裂すれば,遺伝子が混ざり合わないので,同じ遺伝子を受け継ぐことになる。 ただし,問題がある。そんなの人間じゃない。 ■ヤマトの現在位置 スターシアシップがヤマトと合体した時,ヤマトは,“赤道上,バヌアツ諸島上空”だった。 さて,バヌアツ諸島とは,どこにあるだろう。 オーストラリアの東北東,ニュージーランドの北,ニューカレドニアのすぐそばに位置する, 大小たくさんの島からなる諸島で,バヌアツ共和国という立派な国。 なお,バヌアツは赤道から結構離れてます。 どれくらい離れているかというと,オーストラリアの最北のほうが赤道に近いです。 むしろ,バヌアツは南回帰線のほうが近いです。 さて,ヤマトはいったいどこを飛んでいるのだろうか(笑) ■ヤマトのステルス機能 地球防衛軍のレーダー機能をもってしても,追跡ができなくなるほどの,ステルスシールド機能を持つ。 地球防衛軍では,世界中3000以上の司令サイトから,追跡不能との報告があった。 ■集束射撃 地球防衛軍が,太平洋上の全レーザー砲をヤマトへ向かって集束射撃を行った。 地球周回軌道上や,月などには,攻撃施設はないのだろうか。 その気になれば,艦隊も配備できると思う。 が,それ以前の回で,艦隊はスターシアシップに恐れおののいているし,遊星爆弾が落ちた時も,防衛設備は作動しなかったことを考えると,使えそうなのは,太平洋上の…ってことなのだろう。 それにしても,集束射撃,早口言葉のようだ。 私がこの早口言葉を言うと,「しゅうしょくしゃげき」になってしまう。 ■ヤマトの超硬化テクタイト この宇宙に装甲板を破れるものはいないそうだ。 じゃあ,無敵ではないか。 そこで,ダークイーンと愉快な仲間たちの登場である。 なぜなら,ダークイーンは,そもそも“この宇宙”の存在ではないからだ。 しかし,あまり無敵化するのもどうか。 強敵の存在によるピンチ,そしてそのピンチを何らかの方法で乗り越える。 ありきたりの展開だが,ほとんどはこれが存在すると思う。 味方をあまりに強力にしてしまうと,力のインフレが起こり,話に魅力がなくなってしまう可能性がある。 有名なところではドラゴンボール。 それはいいとして,最後のコマで羽黒妖と乗っていた人は,誰だろう…。(深く考えない方が吉か…)。 ■新宇宙戦艦ヤマト スペース通信 Vol.4 秋葉原でのトーク&サイン会のイベントレポートが掲載されてます。 なお,トーク中の写真の中で,松本先生から見て,最前列右から2番目の白いTシャツの人物が私です(笑) ついでに,サイン中の写真で,サインもらってるのは私です(笑) ちなみに,トークの内容として,こんなことが書かれてます。 「森雪や古代進はその末裔が乗っている。よく,森雪は古代進と結婚したんじゃないですかと聞かれるが,私としては結婚したら物語が終わってしまうから困る(笑) この二人は,遠い過去に結婚はせず,別々の家系で進行して,ここで1000年ぶりにその末裔同士が出会った。 はっきりといいます。 今度は結びつかせたいと思っている」 「新しいヤマトが向かって行く先は移動性ブラックホール,ダークィーンという偉大な存在。 全宇宙の存在をかけて戦う,極めて大規模なものを考えている」 |