「銀河鉄道物語 〜忘れられた時の惑星〜」初日舞台挨拶
「銀河鉄道物語 〜忘れられた時の惑星〜」
- 上映期間:2007/03/24(土)〜2007/04/06(金)
- 上映館 :シネマート六本木 (スクリーン3・52席)
- 上映時間:20:20〜 (レイトショー)
- その他 :営業時間は10時〜終映まで
ショップ&シネマートホールは19時終了
「初日舞台挨拶」
- 日時:2007/03/24(土) 20:20〜
- 場所:シネマート六本木 スクリーン2(87席)
- ゲスト:
原作者 :松本零士先生
有紀学役 :矢薙直樹さん
星野鉄郎役:野沢雅子さん
メーテル役:池田昌子さん
車掌さん役:肝付兼太さん
○夜中
仕事からの帰宅が遅かった関係で寝ずに銀河鉄道物語がはじまるのを待つ。
23話を見た後、目覚ましを4時半ごろにセットして就寝。
○04:30ごろ
起床。2chの実況ログをチェックし、朝食。その後、5時過ぎくらいに家を出る。
○06:30前
シネマート六本木に到着。すでに並んでいる人がいた。1人だけ寝袋で寝ている人が。徹夜したんだろうか。徹夜禁止ってなってただろうに…。
とりあえず時間潰し用に持ってきたノートPCで2chログの整理やらなにやらを始めてみる。実況ログなど、前年からの積み残しが結構あったので結構手間がかかる。長時間並ぶ時のコツは、ヒマにならないような準備をすることと、寒さ対策だと私は思っている。それと飲み物は必要最小限にするという点のみ。今回持って行ったのはノートPCとDSとPSP。仮に10時間くらい並べと言われてもヒマにはならん装備を持ってきてみた。ま、途中で飽きるだろうけど。
○08:00すぎくらい
ノートPCでのコンテンツいじりもいいかげん飽きてきたので、散歩がてらあたりをうろちょろしてみる。ついでにトイレも探してみる。意外と早くトイレを見つけることができたのでラッキーだった。特に開いている店もあまり無いので、また列に並びはじめる。以前ゲームショウ(春)で並んだ時に比べたらこの日は結構快適です。それほど寒くないし。1人で黙々と何かするのもつまらんので会話にシフト。
○09:00すぎ
シネマート六本木の人が出てきて若干の説明をする。しばらくして列の並んでいる方向を変更させられる。まだ10時までは長い。
○10:00
開館。カウンターで予約券を引き換えてもらう。座席は通路寄りの中央付近。座席の確保が完了した後、グッズ売り場へ。
グッズ売り場はいろいろと置いてありまして、事前情報の無かったホテルのキーのようなものがあり、それを全部買ってみた。それとストラップをいくつか購入。
これといってやることが無くなったので各自解散。私は知り合いと一緒にアマンドで昼過ぎまで休憩。
○昼過ぎ
知り合いと一緒にまんだらけ(中野)へ移動。
最近オークションばかりに頼っていたせいか、まんだらけ(中野)は1年以上ぶりくらい?でした。店の配置も私の知っていた頃とは全然違っていて新鮮。雑誌やコミックまわりを丹念にチェックし、特に狙っているものが無いことを確認。レアものというわけでもないから逆に見つかりにくいんですよね…。
その後、秋葉原へ移動し、数店回った後六本木へ移動。座席が決まっているからのんびりできて良いですね。
○夕方
知り合いが花を渡すということで花束を二つ持って登場。その後知り合いがこんプロデューサーと話をして調整していた。松本先生と野沢さんに渡すということに決まった模様。
知り合いが皆ほぼ集まったので、映画が始まる前に食事をすることになった。表通りにあった洋食屋で食事。
○舞台挨拶
食事後、劇場へ移動し、舞台挨拶が始まるのを待つ。
途中、ファンより花束を…というところで前述の方が花束を渡す。渡したのは野沢さんと池田さん。松本先生飛ばされる(笑) 見ててたいそう緊張していたようだったので仕方ないですね。
○観終わって気になったこととか。
- CS版と比較して、作画的にヤバかったところがだいたい修正されていた。
- というか、修正してないところを探したほうが早いんじゃないかと思うくらい、修正しまくりだった
- むしろ修正しすぎて、修正しきれなかったちょっとヤバめのところとのギャップが出てしまった(ほめ言葉です)
- CS版では展開的にわかりづらかった部分が、セリフやシーン追加変更等でフォローされている
- 個人的には、扱いづらそうなレイラをその役割の説明などを含めてきちんと作品に含め、破綻させることなく仕上げていたことを評価したい
- もう1つ評価したいのは、999とそのキャラを登場させてコラボレーションしているのに、銀河鉄道999ではなくきちんと銀河鉄道物語になっているところ。999の各キャラクターには必要なだけの役割を持たせて演じさせ、それにだけ終始しているため、本来の銀河鉄道物語のキャラやストーリーを殺すことなくいい意味で関わっているというのが良かった。大物キャラをゲスト出演させると話の中心がそちらに向かってしまったり、本来の主役を食ってしまいかねないが、この作品はそれが無く、どちらかというと本来の主役・準主役を補佐する立場になっていた。そのあたりがきちんと出来ていたため、銀河鉄道物語として特に問題なく仕上がっていたと思う。
- 鉄郎が原作・テレビ版と違う件については、見終わった後はむしろこっちじゃないとダメだと思った。理由は、銀河鉄道物語の登場キャラ (特に有紀学) と釣り合わない。鉄郎が10歳のままだと大人と子供のやりとりになってしまう。
- ラスト近辺のレイラは透過させるだけで印象が全然違ってくるのになぁと思っていたら、やっぱり本来あるべき形はそうだったことに安心した。
- 崩壊時のアクションは松本アニメっぽくなくて逆に新鮮だった。ちゃんとやれば見ごたえあるシーンなのにCS放送版の絵がダメすぎて残念だったが、修正版は見事に修正されまくっており、かつ放置状態だったキリアンもちゃんとフォローされて良いシーンに変わっていた。
- CS放送版と修正版と正味2回見たことになるが、2回見終わった時にやっと冒頭シーンの時のかけらと幻影の意味がわかった。
- 修正版でのキリアンの作画修正を見て、キリアンというキャラクターの扱いに関して不可解に感じた。
これはCS放送版では感じなかったこと。修正版ではラスト近辺でキリアンの顔が緩む。CS放送版ではそれが無い。単なる作画修正であれば特に気にはならないが、この扱いはキャラクターの持っている性格などを変えてしまいかねない表現であるため、見ていて若干困惑した。
それまで見ていたキリアンというキャラクターは永遠への分岐点で描かれたものであるため、忘れられた時の惑星のラストで見せたような自分の感情をストレートに出す表情やしぐさなどは特になく、観ている限りでは“自分の感情を押し殺して素直に表現せず、ある種の仮面を作り、自分というキャラクターを作っている”と感じていた。
だから笑う時も悲しい時も人前では作ったような表情をして、人と距離を取り、人と近づくことを恐れてしまっている。別れや裏切りの悲しさを知っているからこそ、再びそれを感じたくないから人と近しく真剣に接することをせずに、他人の顔色を伺って当たり障りのない関係を作ろうとする。そんな風に見えた。
最初に忘れられた時の惑星(CS放送版)を見たときは、やはりそんなキリアンが見て取れた。そんなわけで、忘れられた時の惑星(修正版)を観て、「あれ?」と感じた次第であります。
自分の感情を対外的に抑え込んでいたのが、ああいう状況下において素直に表現することができた……と解釈するのがよろしいのかなぁ……。シリウス小隊とはじめて1つになれた、とか、そんな感じなんですかね。あの事件を経て、自分が抱いていた憎しみのようなものが誤解であったことがわかったとはいえ、あんなすぐにあそこまで屈託の無い笑顔は普通作れないよな…とは思います。……が、なんていうか、これ書いててもうちょっと素直に作品を見ろよ自分、と思った。
○劇場売っていたグッズ
- アクリルキーホルダー (全9種、1個600円)
ホテルのキーについているような棒がついたキーホルダー。棒部分がアクリル製で中にイラストがある。使われているイラストは第1作からのもの。今回初登場のグッズ。
- ストラップ (全11種)
今回初登場のグッズ。
- 缶バッジ (400円)
- トートバッグ(1575円)、カレンダー(945円)、クリアフォルダ(全2種、1つ300円)、Tシャツ、プラシート
- ドール「ユキ」No.20 戦闘服Ver 18800円
- ドール「ユキ」No.10EX ナースVer 23100円
- ドール「メーテル」 No.13EX 忘れられた時の惑星Ver 18800円
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