松本零士コレクションでつづる「漫画誕生から黄金バットの時代」展
松本先生のコレクションをベースにした、漫画の誕生から幻の紙芝居永松健夫作『黄金バット』の時代までを展示するという展示会が来年1月に東京の逓信総合博物館で開催されます。
また、関連するイベントとして、松本零士デザインによる小型記念通信印の押印サービスや、講演会も行われます。
講演会は事前に申し込むかたちですので、興味ある方はお早めに申し込みください。
- 期間 :2006/01/08〜2006/02/05 (注)
- 会場 :逓信総合博物館
1階特別展示場
地下2階ホール
3階企画展コーナー
- 主催 :日本郵政公社郵政資料館/黄金バット企画
- 特別協力:松本零士
- 内容 :
・漫画の源流紹介
・江戸時代からの流れ
・明治時代の風刺漫画
・ストーリー漫画の誕生
・絵物語の世界
・紙芝居のその後、そして映画からアニメーションへ
注:休館日は、1/10・16・23・30
<イベント・講演会等>
「小型記念通信印の押印サービス」
松本零士書き下ろしデザイン
(印影は開催まで伏せさせていただきます)
- 日時:2006/01/28(土)〜2005/01/29(日)
09:00〜閉館まで (混雑に応じて制限する場合あり)
『漫画の歴史を語る「松本零士講演」』
- 日時:2006/01/29(日)
開場 14:00/開演 14:30
- 場所:地下2階ホール
- 定員:200名(先着順)
- 応募:往復葉書に必要事項を記入して申し込んでください
往信部:裏面 希望イベント名「松本零士講演会」
氏名・年齢 住所 電話番号
返信部:表面 返信用あて先を記入
※ 応募に関する注意点はリンク先をご覧下さい。
申し込み先
〒100-0004
千代田区大手町2-3-1
逓信総合博物館
「漫画誕生から黄金バットの時代」展 イベント 係
→詳細はこちら
<カタログなどが販売されてました>
本日1/29、逓信総合博物館で行われた松本先生の講演会に行ってきました。
すでに告知してあるとおり、この講演会は同館内にて行われている『松本零士コレクションでつづる「漫画誕生から黄金バットの時代」展』の一環として行われたものです。
開場が14時ということでしたので、私はその1時間前である13時くらいに行きました (というか都合でその時間が最短だったのですが……)。博物館では1Fに売店があり、そこで今回のカタログも販売。壁際には小学館クリエイティブが近年発行した書籍も販売されていました。1/25発売の「緑の天使」「宇宙作戦第一号」もありました。
せっかくなので、
見本用のカタログをチェックし、松本先生のコメントがあることを確認して購入。
購入時に売店の方に、切手を別途購入したら記念押印が…という話を聞きました。
そういえば松本先生のイラストが入った記念押印が28・29日限定で行われていたんでしたっけ。
すっかり忘れてましたよ。
言われなかったら、最後まで気づかなかったかもしれません。
ちょうどいい記念になるので、切手をカタログに貼付して押印してもらいました。
メーテルです。ええ、メーテルですとも。
すでに来館していたデスラーさんと合流した私は会場である地下へ。
13時過ぎということもあってか、1人しか並んでいませんでした。
しばらくはあまり人も来ず、開場近くになって人が集まってきた、という感じです。
<松本零士講演会>
毎度ながら講演会で並ぶのは予想がしづらいです。
今回みたいにそれなりの時間まであまり人が来ないこともあれば、油断してると早々に長蛇の列になっていることもあったりなかったり。
今回は1Fで特別展示があったから、そっちを見学してから来る人が多かったのかもしれません。
並んでいる間にもう1人と合流しまして、開場となりました。
会場では最前列2列が関係者席、3列目より後ろが一般席となっていました。
講演会は14時半に開始されましたが、松本先生が登場された時、なんとなく足元がおぼつかない感じだったんですよね。
捻挫の影響がまだあるのでしょうか。それとも眠かった?
しかし、講演のほうは、留まるところを知らずか、結局2時間も話されまして、終わったのが16時半。
だいたい長くても1時間から1時間半くらいが通常なので、今回の2時間は予想外でした。
16時半近辺でも、終わる気配があまりないくらいで、終わりの時間が無ければエンドレスという勢いを見せていました。
ちなみに16時半というのは博物館の閉館時間。講演会終了後に展示を見ようと画策していましたが、次の機会まで持ち越しです。
事前にカタログを買って押印を済ましておいて正解でした。
講演会終了後は職員の案内に従って前列から順番に講演会場から出るという感じ。一応混雑するのでということで説明を受けましたが、別に200人程度の人で通路も階段もさほど狭くない施設ですから、さほど混雑するとも思えないんですよね。
たぶん松本先生を先に会場から退室させるためなのではないかと思われます。
あそこ、出口が1箇所しかありませんから。
今回は講演中の写真撮影が禁止ということでした。
そういえば昨年の茨城での講演会も写真撮影禁止でしたっけ。
ここのところキビしいですね。
まぁ、許可したら許可したでフラッシュたきまくりの写しまくりでしょうから、写されているほうとしては迷惑な話ではあるでしょうし。
そういえば、撮影禁止ということで、お一人、声を荒げて職員に怒ってる人がいました。
<展示>
さて、講演会が終わったら展示のほうを見ようと思っていたのですが、残念ながら講演が終わったのが閉館時間のためこの日展示を見ることはかないませんでした。
仕方ないので、2/1のサイン会のあとに展示を見に来よう! ということで日をあらためて来館しました。
実は前回来館した際に、売店そばに小学館クリエイティブコーナーがあり、そこに同社復刻された 旭太郎著・大城のぼる画「火星探検」があったのでこれもチェックしていました。
松本先生がコメントを寄せているのを確認できたのでネットで注文しようと思っていたのですが、在庫なし状態だったので次回来館した際にココで買おうと思っていたのです。
前々から気になっていた本だったので、チェックと購入ができて一安心です。
さて、肝心の展示ですが、昭和38年くらいまでの漫画の歴史を、現物とともに振り返る感じに展示されています。
なので、基本的に広く漫画が好きとか、漫画の歴史に興味があるという人以外はおそらく楽しめません。
私は今回のような“普通なら拝めない”ような貴重な現物を拝めるってのがたまらんわけで、それこそなめずるようにじっくりねっとり眺めてまいりました。
昭和初期以前の漫画作品はよく知らないこともあって、もの珍しさのほうが優先したような見方をしていましたが、
だんだんトキワ荘近辺なって (まんが道のおかげもあり) いろいろと知ってる方の作品も出てきてより一層楽しめました。
本物の「UTOPIA 最後の世界大戦」を見れたり、手塚先生の各著作物が見れたり、ってのはなかなか無いですからねぇ。
ヘタすれば一生見れないかもしれないし。
松本先生の本もいくつか出ていて、今年復刻された「宇宙作戦第一号」「緑の天使」の原本も展示されていました。
本物を見るのははじめてです。
ウワサの私家版「緑の天使」も見てみたかったなぁ……というのは贅沢な希望でしょうか。
そんなわけでじっくりねっとり見ると、1時間じゃ足らないくらいだと思います。
さて実はこの日、偶然に偶然が重なって松本先生のサイン入りの本を手に入れることができました。
一緒に展示に行った方が緑の天使を購入しようとした際に、売店の方が気を利かせてサイン入りの本があるということで出してきてくれたのです。
予想だにしなかった展開だったので驚きましたが、そんなわけでして私も…ということで本を購入した次第。
売店の方曰く「WEBのほうで販売」ということでしたので日記でもニュースでも一切伏せてまして、WEBで販売開始したら告知しようと思ってましたが、
展示最終日には売り切れたそうです。
まぁ、そういうこともあるよね。
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