松本零士と毛利衛の宇宙ロマン展「火星への旅」


○『松本零士と毛利衛の宇宙ロマン展「火星への旅」』に行ってきました。

この手のイベントは,何が好きかによって行った後の感想が異なってくるわけですが,今回は宇宙に興味のない方はあまり面白くない内容になっています(あたりまえ)。内容もそれほど多いというわけではないので,会場内にいる時間も,15分〜1・2時間と,人それぞれかと思います。タイミングさえあえば,1〜2時間くらい楽しめます。そんなイベントでした。
○宇宙旅行カバン試作品 (+その他パネル展示)

入り口はいってすぐの場所。すでに行われている軌道エレベーターの解説が終わるのを待ってる人のために,展示物がいろいろとありました。タイミングが悪いと,ここを見逃してしまうことになってしまうかもしれません。
○軌道エレベーター

ここでは地上から軌道エレベーターに乗って軌道ステーションへ行くということをイメージした内容になっていました。画面には外の映像が流れ,解説が流れるようになっていました。ここで2〜3分ほど,映像を見ます。そして軌道ステーションへ到着すると,次へ進むようになっていました。
すでに体験した人は別にここで待ってる必要はなく,適当に先へ進みます。
○地球展望台

ここには宇宙から見た地球の写真や映像などが展示されていました。
丸い窓のようなものを覗くと,そこには地球などの写真があり,まるで軌道ステーションの窓から外を覗いているかのようになっていました。
○軌道ステーション ポートアース1

ここは軌道ステーションのポートアース1というところ。ここにはそんな軌道ステーションに関係したパネルがたくさん展示されていました。またここにはミニステージが配置されていて,決まった時刻にいろいろなことをしていました (スペースインフォメーション)。
○スペースインフォメーション

ここには先ほど書いたミニステージがありました。そして,画面もたくさんあり,とくにステージで何もない時は地球や宇宙のビデオを上映していました。
私が行った時のスケジュールはこのような感じ。

 スペースインフォメーション
 (1) 初回12:20〜
 (2) 毎時 :00,:20,:40
 (3) 最終 17:40

 スペースライブ
 11:00〜,14:00〜,16:00〜

ちょうど私が行ったときにライブ中で,いろいろな曲をシンセサイザーで演奏していました。中には,宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999,風の谷のナウシカ,天空の城ラピュタのようなアニメ曲も演奏していました。私はここでしばらくそのライブを聞いていました。聞いていたのはいいのですが,だんだんと聞いてる人が減り,私がその場を去るころには演奏者,イベント関係者のほかは私と1〜2人という状態。ちょっと寂しかったです。でも演奏はなかなかよかったですよ。
○ユニバーサル ヒストリーミュージアム

さきほどの軌道ステーションから道が二手に分かれてました。これはそのうちの一方です。こちらは袋小路,もう一方は先へ進む道となってました。ちゃんとそう書いておけばいいのに,そんなことどこにも書いていないものだから,どっちが正しい道順なのかはじめわからず。とりあえず来てみたら袋小路になっていた…というわけ。
でも,それを知らずに適当に先に進んじゃった人たちも中にはいるんじゃないかなぁ。

前置きが長かったですが,こちらにはスペースシャトルの模型や,関連するパネルなどが展示されていました。中でも面白かったのは,実際の日本での宇宙に関する歴史(過去と未来)が年表になっていたこと。未来のことまで書いてあるとは…。
じゃぁ,2199年はヤマト発進ということで(笑)
○マーズターミナル

次はマーズターミナル。ここは火星がテーマになった,火星に関するいろいろな展示物がありました。火星の地上を立体的な模型として展示してあったり,火星の風景などもありました。

模型は別にガラスかなにかで覆われているわけではなく,触ろうと思えば誰でも触れるようになっていました。が,ちゃんと注意書き「触れないでください」の文字が…。
パネル展示物については火星に関する事柄が書かれており,「へぇ,そうなんだぁ〜」と思ってしまうようなことも書かれていて,面白かったです (何が書かれていたか,忘れてしまいましたが…)。
○Leiji World

次はお待ちかね,松本先生のコーナーです。一部の来場者にはこれが本命になるかもしれないという…(笑)

Leiji Worldには,大きく分けて,ビデオ上映,パネル展示,原画(コピー),その他大きな物体が展示されていました。

・火星都市
・火星の発展

イラストです。2002年正月にBSで放映された番組で使われたシーンだそうです。

・サイエンステクノロジー
  波動エンジン
  波動砲
  ショックカノン
  ワープ
  次元エレベーター
  アンドロイド
  その他

このあたりはいろいろなメカを松本先生のイラストと,メカの解説が書かれていました。
そして,この後には「マジリア・クイーン」(おそらく今回の目玉?)のイラストと,ストーリーみたいなものが展示されていました。この作品についての松本先生のメッセージと,その隣に展示されていたストーリーから大筋がわかります。
基本的には「宇宙博物史」をベースにしたもののようです。
ただし,これがマンガなのか,テレビアニメなのか,劇場アニメなのか,などなどについてはまったくの謎。

他,松本マンガの原画,アニメのセルなどが展示されていました。
○毛利さん関連

最後には毛利衛さんに関するものが展示されていました。
よく観光地にある,顔の部分から顔を出して写真をとる看板みたいなものや,宇宙服(後ろがくりぬかれていて,うしろから入って顔を出すことができる)があり,写真撮影で盛り上がってる方もいました。

以上で,「火星への旅」は終わりです。
○グッズ販売 −それはコレクターが大いに困るところ−

会場外で,グッズが販売されていました。
最終的にどのようなものがあったのかはわかりませんが,8月末時点ので販売物についてここに記しておきます。

注目すべきは大銀河グッズでしょうか。今後この作品がどうなるのかわからないので,いろんな意味でコレクターグッズになるかもしれません。私はとりあえずポストカードを買ってみました (ピンズとか高すぎて…)。

■「火星への旅」オリジナルグッズ

■大銀河グッズ

■その他いろんなグッズ

ここから先は松本先生のトークショーについて簡単に書いておきます。

○トークセッション 宇宙ロマン・チャレンジ

実は私,前日まで大阪で出張でした。
月曜の早朝5時起きして,6:19新大阪発の新幹線に乗り,お台場へ向かいました。 お台場へは10時ちょいすぎくらいに到着し,整理券をもらうことができました。 よし,あとは事前にZEROから招待券引き換えのメールで,招待券をもらうだけだ。 ところが,レジがまだ開いていないという理由で火星への旅の招待券交換は11時まで待つことになりました。

一般向けの待合室でゲームでもしながら11時まで待ち,招待券と交換。 はじまる14時まであと3時間。

ヒマです。やることありません。家に帰るという手もありますが,きっと時間までに戻って来れません。 かといって,火星への旅を見てても仕方ないし,館内の常設展示物をじっくり見てるだけの時間があるわけでもない。 また待合室に戻り,ゲームしながら昼時まで時間をつぶしました。

昼飯を食って,やっと13時。あと1時間。 会場となる7Fへあがると,すでに何人かの“明らかにファンですね?”と思しき濃い感じの人がいました。 入り口先頭にいた方々が特に声も大きく(すでにアドレナリン出まくってる様子です),こちらまで会話が丸聞こえ。 おかげで退屈をせずに済みました。

開場し,中に入り,とりあえず一番前の席を確保しました (さっきの濃い方々も先に入り,一番前を確保)。

トークがはじまると,いつものような話もあり,私自身この日も前日も2〜3時間しか寝ていないため,トーク中は意識を失いかけ,かなりヤバい状況でした。 “ここは一番前なのだぞ,寝たらヒドいぞ” そう思いながら,耐えてはいましたが,端から見たら眠そうに見えたことでしょう。

メモをとらなかったのであまり内容を覚えていませんが,目新しい内容としては,

ルドルフ・ヘチ(スーパー99の敵)のモデルとなった人は,子供のころの学校の先生 (ヘチマのようだったのでヘチというあだ名だったそうです)。 でも悪役にしてしまったので,今度はいい役を…ということで,ヤマトの真田さんのモデルとなったそうです。 そう,真田さんとルドルフ・ヘチは同じ人物をモデルとして作られたキャラだったのです。

なかなか面白いエピソードでした。

トークが終わると,サイン会の告知がありました。 当然,事前にそのような告知もありませんし,当日もこの瞬間までサイン会などとは知らされていませんでしたので,私は驚きました。 当然,例の濃い方々は私以上に驚いてました。

サインは会場で販売されているパンフレットを購入した方にパンフレットにするというもの。 サイン会の場所は会場であるホールを出てすぐの場所ということもあり(パンフはそこで販売),すぐに長蛇の列が出来ました。 まず松本先生がパンフレットの下半分にサイン。 そして,星出さんがパンフの上半分にサインをしました。

サイン会があるとは思わなかったので,ものすごくラッキーな1日でした。 無理して帰ってきた甲斐があったというものです。
○科学技術とファンタジー

(告知されていたタイトルはこれだったのですが,当日このタイトルだったか,失念。誰か知ってたら教えてください)

08/26(月)に松本先生と毛利衛さんによるトークショーがありました。平日ということもあり,どの程度の人が来るのか謎でしたが,案の定,30分くらい前までは人もまばらという状況。しかし,さすがは夏休みです。はじまるころには多くの親子連れが集まり,結果的には立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。

トークの内容はメモを取っていないこともあり,詳細は忘れてしまいましたが,お二人とも小学校時代の先生に恵まれてかなりの影響を受けたことや,30代なかばくらいで人生の転機ともいえる出来事があったこと,田舎暮らしを体験した人の言葉ならではの内容もあり (亀のくびを引っこ抜いたとか)。(多少前回とカブる内容もありましたが) 面白く聞けました。

トークが終わると質問タイム。子供からは「なんで宇宙に行くんですか」という子供ならではの質問が出たり,質問しようと思ってたのに質問内容を忘れてしまう子,いろいろありました。他にも999MLメンバーらしき方 (自分でハンドルネームを名乗っていた)が質問されてました,

質問タイムが終わると今回のトークショーは終わり,その後は「火星への旅」展示の出口近くでサイン会がありました。サインは前回同様にパンフレットにしてもらうものでしたが,今回は毛利さんがトークの後に用事があるとのことで松本先生のみのサイン会となりました。火星への旅に入らないといけないため,それほど人は多くなかったように思えます。
○内容未定

(大阪出張中だったため参加できず。なお,例のごとくトークのあとはサイン会だったとのことです。うらやましい…)

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